[歴史②]世界史

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エルガー


エルガー

エルガーの生涯・経歴

エルガー(1857-1934)は19世紀後半から20世紀にかけて活躍したイギリスの作曲家である。

1857年、イギリスのウスターシャーのブロードヒースで生まれた。

ベルリンでブルッフ、パリでラヴェルに師事した。
本格的な作曲活動は比較的遅く、30歳ごろに始まる。
彼の音楽の基盤は、ルネサンス期のイギリス音楽とイギリス民謡にある。

小学館 『日本大百科全書』

1899年、32歳の年にピアノの弟子であった9歳年上の女性アリスと結婚した。
そして、活躍の場を求めて、故郷のウスターシャーからロンドンに住いを移す。
翌年には娘が誕生し、幸せな結婚生活が続いた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ エルガーのチェロ協奏曲』 2023/1/16放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(3)』 2022/12/21放送

その後、妻アリスの助けを得ながら本格的に作曲活動を始める。
40代に入ると、のちに代表作となる作品も生まれ、50歳になる頃にはイギリスを代表する作曲家としてその名が広く知られるようになった。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ エルガーのチェロ協奏曲』 2023/1/16放送

後期の作曲活動はサセックスの人里離れた森の中の別荘「ブリンクウェルズ」で行った。
ここでヴァイオリン・ソナタ、ピアノ五重奏曲弦楽四重奏曲といった室内楽の名作が生まれた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ エルガーのチェロ協奏曲』 2023/1/16放送

エルガーの作品

代表作

エルガーの代表作は「愛の挨拶」、行進曲「威風堂々」第1番・第4番やチェロ協奏曲 ホ短調、変奏曲「謎」である。

エニグマ変奏曲 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/エニグマ変奏曲

管弦楽曲
変奏曲「謎」(エニグマ変奏曲)

スコアの最初のページに「エニグマ(謎)」と記されていることから変奏曲「謎」と呼ばれるようになった。
タイトルの通り、この作品には2つの謎が隠されている。
その1つは実際には演奏されないものの曲全体を通して沈黙の伴奏を務めている隠された主題である。しかし、初演以来、誰もその謎を解き明かすことができず、永遠の謎とされている。
もう1つの謎は既に解明されている。この作品は主題と14の変奏で作られているが、各変奏がエルガーの家族や友人たちを暗示しているというもの。各変奏はそれぞれの人物の性格や特徴を見事に表現している。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ サン・サーンス組曲「動物の謝肉祭」ほか』 2023/11/28放送

管弦楽のために作曲された単独の変奏曲のうちでは、ブラームスの「ハイドンの主題による変奏曲」やラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲」と並んで重要である。

エニグマ変奏曲 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/エニグマ変奏曲

弦楽合奏曲
弦楽セレナード ホ短調 作品20

3回目の結婚記念日を祝ってアリスに贈られた作品。
3楽章からなり、特に第2楽章の叙情的な旋律はエルガーのアリスへ向けた温かな愛情が表れているかのようである。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(3)』 2022/12/21放送

協奏曲
チェロ協奏曲 ホ短調 作品85

1919年、エルガー62歳の年の作品。この曲の大部分は別荘「ブリンクウェルズ」で作曲された。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ エルガーのチェロ協奏曲』 2023/1/16放送

ロマンス ニ短調 作品62

1909年52歳の年に作られたファゴットとオーケストラのための作品。
エルガー自身、若い頃にファゴットを演奏していたことがあり、特別な愛着をこの楽器に感じていたようである。

HK-FM(東京) 『クラシックカフェ チャイコフスキー交響曲第6番「悲愴」』 2023/10/31放送

室内楽曲
愛のあいさつ

のちに愛妻家で知られることになるエルガーが婚約の記念に妻のアリスに送った作品。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(3)』 2022/12/21放送



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