ブリテン
ブリテン
ブリテンの生涯・経歴
ブリテン(1913-1976)はイギリスの作曲家である。
1913年に歯科医の父、アマチュア音楽家で歌手の母の間に生まれた。
歌手だった母の勧めで音楽を学んだ。幼い頃から音楽の才能が見出され、7歳でピアノ曲を作曲、16歳でロンドン王立音楽カレッジへ入り、作曲とピアノを学んだ。在学中からピアノ曲、室内楽曲、交響曲を発表した。
中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、261項。NHK-FM(東京) 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送
また、イギリスの作曲家ブリッジはブリテンの才能に注目し、ブリテンに作曲の基礎を教えることを自ら買って出た。
ブリテンは12歳ごろから毎週のように作曲を学ぶためロンドンにあるブリッジの自宅を訪れた。ブリッジに学ぶのはブリテンが音楽学校に入る16歳頃までであるが、その後も2人の交流は続いたと言う。
NHK-FM(東京) 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送
1947年、33歳の時、イギリス東部の北海に面した街オールドバラに住まいを構えた。
そして、その翌年、1948年から彼の庭ともいえるこの地で仲間たちと音楽祭を開催するようになった。
なお、オールドバラはブリテンが創始したオールドバラ音楽祭が開催される街として有名である。また、ピアニストのリヒテルはオールドバラ音楽祭に招かれ、ブリテンと家族ぐるみで親しい友人関係を築いた。
NHK-FM(東京) 『ラヴェルの「鏡」 - クラシックの庭 - NHK』 2024/8/27放送
ブリテンの意義・評価
世界的なイギリスの音楽家
19世紀後半のイギリス音楽ルネサンスを経て、ブリテンが登場し、ようやく「イギリスで生まれた世界的なイギリス人音楽家」としての名声を得た。
中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、261項。
ティペットとともに20世紀のイギリス音楽界を牽引した。
NHK-FM(東京) 『スイス湖畔コンサート巡り(5)チューリヒ室内管弦楽団 - ベストオブクラシック』 2025/1/10放送
イギリスのオペラ作曲家
また、ブリテンは17世紀のパーセル以来の「イギリスのオペラ作曲家」でもある。
中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、261項。
ブリテンの作品
管弦楽曲
フランク・ブリッジの主題による変奏曲
ブリテンが23歳の時に恩師ブリッジへの感謝の思いで作曲した作品。
主題に用いられているのはブリッジの弦楽四重奏のための作品「3つの牧歌」の第2曲。情緒あふれるワルツ風の旋律が若きブリテンの手によって多彩に変化していく。
初演は1937年のザルツブルク音楽祭で行われ、その成功によりブリテンの名は世界に知れ渡ることになった。
NHK-FM(東京) 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送
器楽曲
チェロ作品
1960年ブリテンはチェロ奏者ロストロポーヴィチと出会う。2人はすぐに意気投合し、お互いを愛称で呼び合うまでになる。ブリテンは彼のためにチェロ・ソナタをはじめとするチェロのための作品をいくつも作曲した。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 選 ベートーベンのバイオリン協奏曲』 2023/3/8放送
チェロ交響曲を含む一連のチェロ作品はチェロの名手ロストロポーヴィチとの出会いに触発されたものである。
ベンジャミン・ブリテン - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ベンジャミン・ブリテン
シンプル・シンフォニー 作品4
ユーモアのある弦楽合奏曲。全4楽章。
20歳の時に作られた弦楽のための作品。ブリテンが9歳から12歳までに書いた習作的なピアノ曲から素材を取っている。各楽章には遊び心にあふれた題名が付けられている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(2)』 2023/11/14放送
無伴奏チェロ組曲 第1番 作品72
この作品は1964年に作曲され、翌年ブリテンが主催していたオールドバラ音楽祭で初演された。短い10曲からなる組曲で、バッハの無伴奏チェロ組曲を思わせながらも、ブリテン独自の音楽に彩られた代表作の1つ。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 選 ベートーベンのバイオリン協奏曲』 2023/3/8放送
ラクリメ 作品48「ダウランドの歌曲の投影」
1950年に名ビオラ奏者ウィリアム・プリムローズのためにビオラとピアノのために作曲した。
副題に「ダウランドの歌曲の投影」と付けられているように、この曲は16世紀から17世紀にかけて活躍したイングランドの作曲家でリュート奏者ダウランドの楽曲がベースになっている。ラクリメはラテン語で涙を意味する言葉で、ダウランドは多くの哀愁あふれる曲を作曲した。
なお、世を去る1976年にビオラと弦楽合奏のために編曲したバージョン(作品48a)もある。
NHK-FM(東京) 『スイス湖畔コンサート巡り(5)チューリヒ室内管弦楽団 - ベストオブクラシック』 2025/1/10放送
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