ホルスト
ホルスト
ホルストの生涯・経歴
ホルスト(1874-1934)はヴォーン・ウィリアムズとともに20世紀前半のイギリスを代表する作曲家である。
小学館 『日本大百科全書』
王立音楽カレッジに学び、スタンフォードに師事した。在学中にボーン・ウィリアムズと知り合い、終生変わらぬ友情で結ばれる。
卒業後、トロンボーン奏者、ついで、セント・ポール女学校、モーリー・カレッジ、王立音楽カレッジなどで教鞭をとりながら作曲活動を続けた。
小学館 『日本大百科全書』
ホルストの作品
作風
ホルストはヒンドゥー哲学や文学への興味からサンスクリット語を学び、またイギリス民謡の研究を行ったが、これらの成果は初期ストラビンスキーの影響とともに、彼の音楽にこだましている。
小学館 『日本大百科全書』
管弦楽曲
吹奏楽のための組曲
第1番 変ホ長調 作品28a
吹奏楽の古典中の古典、名曲中の名曲と言われる曲。
トロンボーン奏者としても活躍していたホルストがイギリスの軍楽隊に頼まれて書いた作品だと言われているが、詳しいことはよくわかっていない。
シャコンヌ、間奏曲、マーチと3つの性格の異なる曲で構成された組曲で、吹奏楽の表現力を余すことなく伝えている。現在でも愛され続けている名曲。
NHK-FM(東京) 『特集 ファンファーレではじめよう(1) - クラシックカフェ - NHK』 2023/7/3放送
セント・ポール組曲 作品29-2
この作品は1913年ホルストが教えていたセント・ポール女学校の弦楽オーケストラのために作曲された。全部で4楽章からなる。軽快なアンサンブルが魅力的なこの作品はホルストの代表作として現在もよく演奏されている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(3)』 2023/11/15放送
組曲「惑星」作品32
太陽系の8つの惑星から地球を除いた7つの星をテーマにした組曲。1918年に非公式の初演が行われ、公式には1920年に初演された。
ホルストは占星術に興味を持っていて、それぞれの曲にはそうした意味も込められた副題が付けられている。なお、終曲の「海王星」には神秘的な女性合唱がある。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ブルッフのスコットランド幻想曲 他』 2023/5/26放送
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