グルダ

グルダの生涯・経歴

グルダ（1930-2000）は、クラシック音楽にとどまらずジャズへの深い関心を持ち、垣根を超えた活動を行ったオーストリアのピアニスト・作編曲家である。

NHK-FM（東京）『クラシックカフェ ▽ブラームスのクラリネット五重奏曲他』 2022/9/27放送

1930年にオーストリアのウィーンで生まれ育った。

NHK-FM（東京）『クラシックカフェ ▽ブラームスのクラリネット五重奏曲他』 2022/9/27放送

ウィーン国立音楽大学でザイドルホーファーに師事し、1946年ジュネーブ国際コンクールで第1位となり、以後演奏活動に入った。

小学館『日本大百科全書』

バッハ、モーツァルト、シューベルトなど数多くの名演が残されている。

また、ジャズの世界に飛び込んでジャズピアニストとして活躍したり、作編曲家としても活躍した。

作曲家としては、クラシックとジャズを切り離すのではなくそれぞれを融合した作品を残している。

その自由な活動と優れたテクニック、瑞々しい感性で世界の注目を集めた。

NHK-FM（東京）『クラシックカフェ ▽ブラームスのクラリネット五重奏曲他』 2022/9/27放送。NHK-FM（東京）『クラシックカフェシューベルトのアルペジョーネ・ソナタ他』 2022/10/20放送

グルダの作品

ゴロヴィンの森の物語

先述したように、グルダはクラシックとジャズを融合した作品を残しているが、「ゴロヴィンの森の物語」はその代表作の1つである。
この曲はヨハン・シュトラウス2世へのオマージュで、タイトルはシュトラウス2世の「ウィーンの森の物語」を踏まえている。
ベートーヴェンの「運命」「悲愴」などさまざまな曲が登場し、最後はグルダが自ら歌っている。

NHK-FM（東京）『クラシックカフェ ▽ブラームスのクラリネット五重奏曲他』 2022/9/27放送