［歴史②］世界史

ドラ・ペヤチェヴィッチ

ドラ・ペヤチェヴィッチ

ドラ・ペヤチェヴィッチの生涯・経歴

ドラ・ペヤチェヴィッチ（1885-1923）はクロアチアの女性作曲家である。

NHK-FM（東京） 『北欧のオーケストラ(3)フィンランド放送交響楽団 - ベストオブクラシック』 2024/10/29放送

1885年にブダペストで生まれた。
父親はクロアチア東部に広大な領地を所有する伯爵で、母親は歌手でピアニストとしても活躍していた。
幼い頃から音楽の才能を開花させたペヤチェヴィッチはクロアチアのザグレブ、ドイツのドレスデン、ミュンヘンで作曲を学んだ。
その後、本格的に作曲家として活動し、ピアノのための小品をはじめ数多くの作品を発表したが、1923年、惜しくも37歳の若さで亡くなった。

NHK-FM（東京） 『北欧のオーケストラ(3)フィンランド放送交響楽団 - ベストオブクラシック』 2024/10/29放送

ドラ・ペヤチェヴィッチの作品

交響曲

交響曲 嬰ヘ短調 作品41

31歳になる1916年にこの作品に着手した。ちょうど第1次世界大戦の最中で、ペヤチェヴィッチはボランティアの看護師として働いていた。曲が完成したのは4年後の1920年。同年ドレスデンで初演された。
全体は4つの楽章で構成され、40分を超える大曲。

NHK-FM（東京） 『北欧のオーケストラ(3)フィンランド放送交響楽団 - ベストオブクラシック』 2024/10/29放送