［歴史②］世界史

シュピルマン

シュピルマン

シュピルマンの生涯・経歴

シュピルマン（1910-1981）は2002年公開の映画「戦場のピアニスト」でその悲惨な体験が描かれたポーランドのピアニスト、作曲家である。

NHK-FM（東京） 『特集 思いを込めて(4) - クラシックカフェ』 2023/7/13放送

1911年にポーランドに生まれ、早くから才能を表してワルシャワとベルリンの音楽学校で学んだ。
ベルリンではクロイツァーやシュナーベルにも師事した。
帰国後はポーランド放送のピアニスト、作曲家として活躍した。
ジャンルを超えて優れたピアニスト、作曲家としての才能を発揮したが、第2次世界大戦が勃発し、ユダヤ系だったシュピルマンはナチスドイツ占領下のポーランドでホロコーストにより家族を失い、シュピルマンだけが生き残り、逃亡する状況となった。
ドイツ兵に見つかり、絶体絶命のその時に彼の弾くピアノを聞いた1人のドイツ軍将校によって命を救われ、間もなく終戦。
戦後はポーランド放送のピアニストに戻り、クラシックやポピュラー音楽などジャンルを超えたピアニストとして世界中で演奏を行う一方、作曲家としても多くの作品を残した。2000年に88歳でその生涯を閉じた。

NHK-FM（東京） 『特集 思いを込めて(4) - クラシックカフェ』 2023/7/13放送

シュピルマンの音楽史における位置づけ

ポーランドの大衆音楽

世界中で2000回以上の演奏活動を行なうとともに、戦前から戦後にかけて、数多くの映画音楽、管弦楽作品、大衆歌、ポピュラー音楽を作曲して、ポーランドの大衆音楽史にその名を残した。

ウワディスワフ・シュピルマン - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ウワディスワフ・シュピルマン

シュピルマンの作品

ローベルト・シュトルツのワルツによるパラフレーズ