［歴史②］世界史

ケテルビー

ケテルビー

ケテルビーの生涯・経歴

ケテルビー（1875-1959）は20世紀前半に活躍したイギリスの作曲家である。

小学館 『日本大百科全書』

フランスの作曲家ラヴェルと同い年で、1875年にバーミンガム近郊のアストンで生まれた。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ケテルビーの「ペルシャの市場で」 他』 2022/10/6放送。小学館 『日本大百科全書』

若い頃から作曲家を目指し、音楽院でピアノや作曲を学んだが、20代の前半から演芸やショーを楽しむ劇場の音楽監督となり、ミュージカルや軽音楽の指揮、編曲、作曲も行った。

さまざまなペンネームで作曲したミュージカルが大ヒットし、20世紀に入ってケテルビーが30代になった頃には、映画や放送、録音など、新たな音楽の需要が生まれる中、放送局やレコード会社のディレクターとして活躍するようになった。

その一方で作曲も続け、放送局やレコード会社で気軽に楽しめるホームミュージック、ライトオーケストラのための作曲や編曲を手掛けた。「ペルシャの市場で」をはじめとするオーケストラのための小品が人気を博した。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ケテルビーの「ペルシャの市場で」 他』 2022/10/6放送。小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(4)』 2023/11/16放送

晩年はワイト島で悠々自適の生涯を送った。

小学館 『日本大百科全書』

ケテルビーの意義・評価

ライトクラシック・ホームミュージック・ムード音楽

軽く親しみやすいケテルビーの音楽はライトクラシック、ホームミュージック、ムード音楽などと言われて大人気となり、世界中で演奏され親しまれた。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ケテルビーの「ペルシャの市場で」 他』 2022/10/6放送。小学館 『日本大百科全書』

ケテルビーの作品

ライトクラシック

• ファントム・メロディー
• 修道院の庭で
• ペルシャの市場で
• 牧場を渡る鐘
• ウェッジウッド・ブルー