［歴史②］世界史

バーンスタイン

バーンスタイン

バーンスタインの生涯・経歴

バーンスタイン（1918-1990）はユダヤ系アメリカ人の指揮者、作曲家、ピアニストである。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ コープランドの「ビリー・サ・キッド」』 2023/2/8放送。レナード・バーンスタイン - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/レナード・バーンスタイン

1918年にウクライナからのユダヤ人移民の子として生まれた。
両親とも音楽家ではなく、豊かでもなかった。
バーンスタインが音楽の勉強は始めるのは、他の天才たちよりはだいぶ遅く、10歳からである。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、286項。

1958年にアメリカで最も長い歴史を持つオーケストラ、ニューヨーク・フィルハーモニックの主席指揮者、音楽監督に就任した。アメリカで生まれたアメリカ人の音楽家が就任するのは初めてのことであった。
バーンスタインはそのエネルギーと才覚でニューヨーク・フィルハーモニックの黄金時代を築いた。
なお、アメリカ音楽史の象徴の1つ、カーネギー・ホールは、かつてニューヨーク・フィルハーモニックの本拠地であった。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、285項。NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ガーシュウィンのコンチェルト・イン・F』 2024/3/27放送

他の音楽家との関係

ナディア・ブーランジェ

バーンスタインはナディア・ブーランジェの門徒である。

ナディア・ブーランジェ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ナディア・ブーランジェ

バーンスタインの意義・評価

バーンスタインは20世紀のクラシック音楽に大きな足跡を残した。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 選 ブロッホのヘブライ狂詩曲「ソロモン」』 2023/3/7放送

20世紀最大の指揮者

バーンスタインは20世紀最大の指揮者の1人である。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ コープランドの「ビリー・サ・キッド」』 2023/2/8放送

作曲家

バーンスタインはミュージカル「ウエスト・サイド物語」や「キャンディード」、そして3曲の交響曲を書いた作曲家でもあった。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ コープランドの「ビリー・サ・キッド」』 2023/2/8放送

クラシックの作曲家

バーンスタイン自身はクラシックの作曲家として認められたかったようだが、思うようには曲が作れなかったし、作っても、評価は低かった。結局、クラシックの作曲では「ウエスト・サイド物語」ほどの成功は得られず、その点では不遇だった。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、288項。

バーンスタインの作品

交響曲

バーンスタインは全部で3つの交響曲を書いている。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 選 ブロッホのヘブライ狂詩曲「ソロモン」』 2023/3/7放送

交響曲 第2番「不安の時代」

イギリス出身の詩人ウィスタン・ヒュー・オーデンによる同名の詩に触発されて作曲された。
詩の舞台は第2次世界大戦末期ニューヨークのとあるバー。3人の男と1人の若い女が酒の力を借りて仲良くなろうとしている。やがて女は男たちを自宅に招く。彼女のアパートで彼らはウイスキーを飲みながらハメを外した一夜を過ごし、最後には彼ら1人1人が僅かながら心の安らぎを見出す。明日をも知れない激動の時代、大都会の片隅でやり場のない不安を紛らわす人間の孤独を描いている。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 選 ブロッホのヘブライ狂詩曲「ソロモン」』 2023/3/7放送

ミュージカル

ウエスト・サイド物語

1950年代のアメリカを描いて大ヒットしたミュージカル。
なお、1960年に「ウエスト・サイド・ストーリー」の劇中音楽から9曲を選んでオーケストラのための演奏会用に編曲した組曲「『ウエスト・サイド物語』からのシンフォニック・ダンス」も作られている。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ガーシュウィンのコンチェルト・イン・F』 2024/3/27放送。ウエスト・サイド物語 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ウエスト・サイド物語