［歴史②］世界史

ブリッジ

ブリッジ

ブリッジの生涯・経歴

ブリッジ（1879-1941）は19世紀の終わりから20世紀前半にかけて活躍したイギリスの作曲家、弦楽奏者、指揮者である。

NHK-FM（東京） 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送。フランク・ブリッジ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ブリッジ

他の音楽家との関係

ブリテン

イギリスの作曲家ブリテンは10歳に満たない頃から作曲を行っていた。
ブリテンの才能に注目したのがブリッジであった。ブリッジはブリテンに作曲の基礎を教えることを自ら買って出たという。ブリテンは12歳ごろから毎週のように作曲を学ぶためロンドンにあるブリッジの自宅を訪れた。
ブリッジに学ぶのはブリテンが音楽学校に入る16歳頃までであるが、その後も2人の交流は続いたと言う。

NHK-FM（東京） 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送

ブリッジの意義・評価

ブリッジは、ホルストやヴォーン・ウィリアムズらによる民謡に依拠した作風が20世紀初頭のイギリス楽壇の主流となる中にあって、同時代のヨーロッパ大陸のさまざまな新音楽（フランス印象主義、ロシア象徴主義、ドイツ表現主義）に触発されつつ、独自の前衛音楽を貫いた。このため存命中は、ベンジャミン・ブリテンの恩師としてのみ名を残すも、作曲家としては孤立し、ほとんど顧みられなかった。
しかし、1970年代に「前衛の衰退」が叫ばれる中、ポスト・マーラー世代の忘れられた作曲家の1人として、その進歩性が再評価されるようになる。

フランク・ブリッジ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ブリッジ

ブリッジの作品

室内楽

大作があるものの、今日では室内楽の作曲家として高く評価されている。

フランク・ブリッジ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フランク・ブリッジ

弦楽作品

ブリッジはビオラ奏者でもあったことから弦楽器を用いた作品を数多く残している。

NHK-FM（東京） 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送

交響詩

夏

交響詩「夏」は1915年に完成した。静かな夏の風景を描いた牧歌的な音楽。

NHK-FM（東京） 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送

室内楽曲

チェロ・ソナタ

このソナタの作曲は1913年に始められ、その4年後に完成。当時第1次世界大戦が勃発していたことから戦争の悲しみやむなしさを表した作品とも言われている。

NHK-FM（東京） 『ブリッジのチェロ・ソナタ - クラシックカフェ』 2023/8/21放送