[歴史②]世界史

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室内楽曲―重奏


重奏とは

重奏の定義・意味など

重奏(じゅうそう)とは、各声部(パート)を1人の演奏者(独奏者)が受け持つ器楽の演奏形式をいう。

三省堂 『スーパー大辞林』。小学館 『日本大百科全書』

重奏の位置づけ・体系(上位概念等)

室内楽

重奏は室内楽の1つである。

室内楽はもともと教会音楽に対する世俗音楽の意味であり、その概念は王侯貴族の宮廷内の部屋という奏楽の場によって規定されていた。したがって、それは独奏や声楽、さらに管弦楽をも含む幅広いものであった。

しかし、18世紀末に音楽生活の中心が貴族の部屋から市民的な公開演奏会に移ると、室内楽の概念は楽器編成面から捉えられるようになる。
バロック時代における室内楽の代表的形態としては、2つのヴァイオリンと通奏低音からなるトリオ・ソナタがあげられる。
古典派時代に入ると、通奏低音の消滅に伴ってトリオ・ソナタは廃れ、重奏による器楽合奏曲を総称して室内楽というようになった。

参考:小学館 『日本大百科全書』

重奏の具体例

重奏は楽器の数により二重奏から九重奏に区分され、用いる楽器の種類の組み合わせによりたとえば次のような形態がある。

小学館 『日本大百科全書』

  • 二重奏
  • 三重奏
  • 四重奏
  • 五重奏
    • ピアノ五重奏
    • 弦楽五重奏
    • クラリネット五重奏
    • 木管五重奏
  • 六重奏
    • 弦楽六重奏
  • 七重奏
  • 八重奏
    • 弦楽八重奏
  • 九重奏



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