協奏曲―リトルネッロ形式
リトルネッロ形式とは
リトルネッロ形式の定義・意味など
リトルネッロ形式とは、曲の冒頭において全楽器による演奏、いわゆる全合奏(トゥッティ)※で提示された複数の主題的要素(=リトルネッロ)が曲中で何度も再現し、その間にソロの楽器が活躍する、つまり、全合奏(トゥッティ)と独奏(ソロ)が繰り返される演奏形式をいう。
NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(2)』 2022/08/23放送。平凡社 『世界大百科事典』。ヴィヴァルディの四季「春」期末テスト対策ポイント - 中1音楽|ゆみねこの教科書 https://kyoukasyo.com/junior-high-school/spring-of-four-seasons-by-vivaldi/
※トゥッティとはイタリア語で「全部」の意味で、楽器奏者・合唱者全員が演奏に参加すること。総奏。全合奏。協奏曲などで、ソロの部分と対比的に用いられる。
岩波書店 『広辞苑 第六版』。三省堂 『スーパー大辞林』。トゥッティ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/トゥッティ
リトルネッロ形式の特色
調を変えながらトゥッティで再現するリトルネッロにより曲には確固たる統一性が生まれるのに対し、自由なソロ部分は次々と姿を変えることから、リトルネッロ形式には統一と変化を同時に生み出すという優れた特色が備わっている。
NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(2)』 2022/08/23放送
リトルネッロ形式の具体例
リトルネッロ形式は協奏曲の第1楽章で用いられることが多い。
たとえば、ヴィヴァルディの協奏曲「春」などに特徴的で、初期の「調和の霊感」作品3(たとえば、第9番の第1楽章など)でもすでに多用されている。
リトルネロ形式 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/リトルネロ形式。
NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(2)』 2022/08/23放送
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