[歴史②]世界史

世界史のサイトです。


イタリア―ヴィヴァルディ


ヴィヴァルディ

ヴィヴァルディの生涯・経歴

ヴィヴァルディ(1678-1741)はイタリアバロック時代の作曲家で優れたバイオリニストである。

NHK-FM(東京) 『レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」第2組曲 - クラシックの庭』 2024/10/24放送。岩波書店 『広辞苑 第六版』。三省堂 『スーパー大辞林』。

1678年にイタリアのヴェネツィアで生まれた。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、35項。

父からヴァイオリンを習い、10歳で教会付属の学校に入り、25歳で司祭になった。
赤毛だったので、「赤毛の司祭」と呼ばれていた。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、35項。

しかし、司祭となった年の9月にはピエタ慈善院付属音楽院の教師になった。

アントニオ・ヴィヴァルディ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アントニオ・ヴィヴァルディ

ピエタ慈善院付属音楽院は孤児の中でも音楽的才能のある少女に音楽教育を行うヴェネツィアに4つある養育院の1つで、ヴィヴァルディはヴァイオリンと他の弦楽器、さらに作曲と合奏を教えた。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送

また、ピエタ養育院の演奏会のために数多くの協奏曲を作曲した。彼女たちの公開演奏は、その技術的水準の高さゆえに、グランドツアーや観光で海外からヴェネツィアを訪れる人々の間で大評判であった。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送。NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(3)』 2022/08/24放送

ヴィヴァルディの意義・評価

協奏曲

ヴィヴァルディは、協奏曲というジャンルでヨーロッパ全土に大きな影響を与えた。
中でも彼の協奏曲集「調和の霊感」はバロック時代最後の巨匠バッハの創作活動に決定的な影響を及ぼした。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送

独奏協奏曲(ソロ協奏曲

ヴィヴァルディは音楽史においては、独奏協奏曲を確立したとされている。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、36項。

1710年頃から急速に広まった独奏協奏曲のパイオニアとして音楽史にその名を止めているわけである。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(5)』 2022/08/26放送

他の音楽家との関係

コレッリ

バロック後期にはヴァイオリン協奏曲が大流行していた。
この様式を確立したのはヴィヴァルディより前の世代、25歳年上のコレッリである。
ヴィヴァルディはこのコレッリの影響を受けた。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、35項。

バッハ

ヴィヴァルディはバッハに大きな影響を与えた。

岩波書店 『広辞苑 第六版』

ヴィヴァルディの作品

次のページを参照

ヴィヴァルディ―作品



現在のページのサイトにおける位置づけ

 現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 18 ページ]

  1. バロック
  2. ドイツ―パッヘルベル
  3. ドイツ―テレマン
  4. ドイツ―ヘンデル
  5. ドイツ―バッハ
  6. ドイツ―バッハ―作品
  7. ドイツ―バッハ―作品―平均律クラヴィーア曲集 (BWV846-893)
  8. ドイツ―バッハ―作品―無伴奏作品(BWV1001-1013)
  9. ドイツ―ワイス(ヴァイス)
  10. ドイツ―カール・フィリップ・エマヌエル・バッハ
  11. フランス―クープラン
  12. フランス―ラモー
  13. フランス―ルクレール
  14. イタリア―コレッリ
  15. イタリア―ヴィヴァルディ
  16. イタリア―ヴィヴァルディ―作品
  17. イタリア―スカルラッティ
  18. オーストリア―フックス

 現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー