フランス―ラモー
ラモー
ラモーの生涯・経歴
ラモー(1683-1764)はバッハと同じ頃18世紀前半に活躍したフランスバロックの作曲家、音楽理論家である。
NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ おとぎ話と音楽(5)』 2024/4/5放送。NHK-FM(東京) 『グノーの歌劇「ファウスト」からバレエ音楽 - クラシックの庭 - NHK』 2024/5/23放送。小学館 『日本大百科全書』
クラヴサン曲集を始め、オペラやバレエなどさまざまなジャンルの作品で成功を収め、音楽理論家としても活躍した。
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
パリなどで教会オルガン奏者を務め、その間1706年にクラブサン曲集を出版した。
1722年、近代の音楽理論の基礎となる著作「和声論」を刊行し、理論家として一定の評価を受ける。
小学館 『日本大百科全書』
ラモーの音楽史における位置づけ
フランスバロック音楽の代表的作曲家
ラモーは18世紀のフランスバロック音楽を代表する作曲家の1人である。
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
フランスのバロック・オペラの継承
近代和声理論の基礎創始
ラモーは近代の「和声論」を刊行し、近代和声理論の基礎を創始した。
岩波書店 『広辞苑 第六版』
ラモーの意義・評価
オルガン・チェンバロの名手
ラモーはオルガンの名手でもあり、またチェンバロ(フランスではクラヴサンと呼ばれる鍵盤楽器)の名手でもあった。
NHK-FM(東京) 『グノーの歌劇「ファウスト」からバレエ音楽 - クラシックの庭 - NHK』 2024/5/23放送
ラモーの作品
作風・音楽傾向など
ラモーはオペラ、室内楽、宗教作品など幅広いジャンルの作品を残しているが、クラヴサンのためにも数多く作曲した。これは後の時代の作曲家にも大きな影響を与え、また今ではピアノでも演奏され親しまれている。
NHK-FM(東京) 『グノーの歌劇「ファウスト」からバレエ音楽 - クラシックの庭 - NHK』 2024/5/23放送
クラヴサン曲
ラモーにはユーモアのあるタイトルの作品がいくつもある。こうしたタイトルから作品の内容を想像する楽しみもクープランをはじめとするフランスのクラヴサン曲集にはよく見られる特徴である。
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
クラヴサン曲集
クラヴサン曲集 第1巻(第1組曲)
1724年に出版した。
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
・つむじ風
素朴な旋律が突然鍵盤を駆け回る16分音符のパッセージに切り替わり、これがつむじ風を表している。
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
・ロンドー形式によるミュゼット
ミュゼットはフランスの民族楽器でバグパイプのような楽器。同じ音を長くずっと引き延ばすドローンという音が得意で、この上で即興的な演奏を行う。
この曲はこれを模倣した作品。
クラヴサンの低音で同じ音を繰り返し引きながら即興的なトリルを用いて旋律を弾いていく。このミュゼットの即興演奏のような雰囲気をクラヴサンの楽譜に起こしている。
NHK-FM(東京) 『ラモーの魅力(1) - 古楽の楽しみ - NHK』 2024/7/10放送
新しいクラヴサン曲集
「新しいクラヴサン曲集」は1727年ラモーが44歳になる年に出版された。
この曲集は次の2つの組曲からなる。なお、クラブサンとはフランス語でチェンバロのこと。
19世紀ラモーの作品の再評価が進み全集が作られた。その中心にいた1人がサン・サーンスである。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ』 2022/6/1放送
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