[歴史②]世界史

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ドイツ―パッヘルベル


パッヘルベル

パッヘルベルの生涯・経歴

パッヘルベル(1653-1706)はドイツの作曲家・オルガン奏者である。ヘンデルバッハの少し前の世代の作曲家と言える。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽リクエスト・アラカルト』 2022/08/19放送。中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、45項。

パッヘルベルは1653年にドイツのニュルンベルクのワイン商を営む中流家庭に生まれた。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽リクエスト・アラカルト』 2022/08/19放送。中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、45項。

少年時代には教会の音楽家に師事し、大学にも入ったが経済的事情で辞めた。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、45項。

ウィーン・アイゼナハ・エアフルト時代

パッヘルベルは優れたオルガン奏者としてウィーン、アイゼナハ、エアフルトで活躍した。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送

1673年にはウィーンに移り住んでおり、そこで聖シュテファン大聖堂のオルガン奏者となった。

ヨハン・パッヘルベル - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨハン・パッヘルベル。中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、45項。

1677年、アイゼナハに移り、宮廷オルガン奏者の職に就いた。
この時代にバッハの父と親交を持ち、この音楽一家と親しくなる。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、45-46項。ヨハン・パッヘルベル - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨハン・パッヘルベル

1678年にはエアフルトのプレディガー教会のオルガン奏者として雇われた。
エアフルトでもバッハ家は有名で、パッヘルベルと彼らとの交友はここでも続き、エアフルトにいた時はバッハの兄の家庭教師も勤めている。

ヨハン・パッヘルベル - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨハン・パッヘルベル。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送

晩年

晩年は故郷のニュルンベルクのオルガニストとして活躍したことで知られている。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽リクエスト・アラカルト』 2022/08/19放送。ヨハン・パッヘルベル - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨハン・パッヘルベル

パッヘルベルの意義・評価

パッヘルベルは生涯に200曲あまり書いたようだが「パッヘルベルのカノン」以外はほとんど知られていない。
しかし、パッヘルベルは当時としては有名な作曲家で、ヘンデルバッハはパッヘルベルから大きな影響を受けたと言われている。
また、バッハ等以外にもドイツやイタリアの音楽家たちに影響を与えたとされている

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、46項。NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽リクエスト・アラカルト』 2022/08/19放送

パッヘルベルの作品

3つのヴァイオリンと通奏低音のためのカノンとジーグ ニ長調

1680年頃、27歳頃の作品。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、46項。

カノンとジーグで1組になっており、カノンの次にジーグが演奏される。

カノン (パッヘルベル) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/カノン (パッヘルベル)

前半のカノンは「パッヘルベルのカノン」として知られ、パッヘルベルの最も有名な作品となった。さまざまな編曲でもなじみ深い作品である。バロック音楽の代表と言われることもある。

カノン (パッヘルベル) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/カノン (パッヘルベル)。中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、46項。NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽リクエスト・アラカルト』 2022/08/19放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送

3つのヴァイオリンと通奏低音(チェンバロ)の編成で書かれた作品であるが、この時代の他の作品と比べると変わっており、カノンとジーグの組み合わせは他に例がなく、また3つのヴァイオリンと通奏低音という編成も例があまりない。

3つのヴァイオリンは全く同じ楽譜から演奏することができるくらい同じパートを弾いており、それを2小節遅れで追いかけるだけで奥行きの深い華やかな作品となっており、対位法の手品と言うべき作品である。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽リクエスト・アラカルト』 2022/08/19放送



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