[歴史②]世界史

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イタリア―ヴィヴァルディ―作品


ヴィヴァルディの作品

出版作品

トリオ・ソナタ集 作品1

1705年にヴェネチアで出版。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送

バイオリン・ソナタ集 作品2

1709年にヴェネチアで出版。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送

調和の霊感 作品3

「調和の霊感 作品3」は全合奏(トゥッティ)と独奏(ソロ)が繰り返されるリトルネッロ形式の12曲のバイオリンを中心とした独奏協奏曲である。ヴィヴァルディが音楽を教えていた孤児達を養護する施設ピエタ慈善院の学生によるオーケストラのために作曲された。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(5)』 2022/08/26放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

1711年にはヴェネチアから900キロ以上離れたオランダのアムステルダムの出版社から楽譜が出版された。
当時、アムステルダムはヨーロッパの楽譜出版の中心地の1つであったため、人気の作品であればヨーロッパ全土に販路を広げることができたからである。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

この曲集はヨーロッパ各地で熱狂的に歓迎された。当時、ヴィヴァルディは30代前半。楽譜が出たことで彼の人気は高まり、ヨーロッパ中にその名が知れ渡った。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(3)』 2022/08/24放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

全12曲からなる「調和の霊感」は、そのバイオリンの数が4つ2つ1つと順に1/2になるように配置された3曲1組のグループ分けがなされているため、全体で4つのグループがある。
さらに長調と短調の2曲を対とする6グループにも分けられている。
これはバロック時代のキーワードの1つである調和や秩序を意識したヴィヴァルディの工夫と言える。
なお、最後の対である第11番と第12番は長調短調という順序になるはずであるが、長調の方が単調より価値が高いと考える古い音楽観からこの2曲は順序を入れ替えられて、最後の第12番は長調で曲集を閉じるように配慮されている。18世紀初頭とは言え、なお古い音楽観が息づいていたということである。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送

第6番 バイオリン協奏曲 イ短調 RV356

バイオリンのシンプルで美しい旋律が印象的なこの作品はヴィヴァルディの曲の中でも特に知られる名曲として広く愛されている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

第8番 2つのヴァイオリンのための協奏曲 イ短調 RV522

この曲はバッハがオルガン独奏用に編曲した(オルガン協奏曲 第2番 イ短調 BWV593)。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

第10番 4つのバイオリンのための協奏曲 ロ短調 RV580

この曲はバッハが4台のチェンバロのための協奏曲(Concerto In A Minor For 4 Harpsichords, BWV 1065)に編曲したことでも知られる。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(3)』 2022/08/24放送

第11番 2つのバイオリンのための協奏曲 ニ短調 RV565

「調和の霊感」の中でもとりわけ優れた作品。ヴィヴァルディ協奏曲の多くは速い・ゆっくり・速いという3楽章構成を取るが、第11番は変則的な4楽章構成。
なお、バッハはこの曲をオルガンのために編曲している(「オルガン協奏曲 第5番 ニ短調 BWV596」)。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(2)』 2022/08/23放送

和声と創意の試み 作品8

「和声と創意の試み」は12曲のバイオリン協奏曲集で、代表作「四季」の4曲が収められていることで何よりも有名な曲集である。

岩波書店 『広辞苑 第六版』。アントニオ・ヴィヴァルディ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アントニオ・ヴィヴァルディ。NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ 古楽でめぐる「秋」の音楽(2)』 2022/10/20放送

1725年にこのバイオリン協奏曲集がアムステルダムで出版されると、多くの作曲家がこのアイディアを模倣した。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ 古楽でめぐる「秋」の音楽(1)』 2022/10/19放送

協奏曲 第1-4番「四季」

ヴィヴァルディの代表作「四季」は春・夏・秋・冬の4曲からなるバイオリン協奏曲である。

ヴィヴァルディと言えば「四季」というほど彼の協奏曲「四季」は有名である。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(1)』 2022/08/22放送

「四季」にはそれぞれの季節に14行からなる詩のソネットが付けられていて、音楽はそのソネットの内容を表している。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ 古楽でめぐる「秋」の音楽(1)』 2022/10/19放送

協奏曲 第10番 変ロ長調「狩り」

協奏曲第10番は「狩り」というタイトルが付けられている。全3楽章。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ 古楽でめぐる「秋」の音楽(2)』 2022/10/20放送

協奏曲

ヴィヴァルディは生涯で500曲以上の協奏曲を残した。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

弦楽のための協奏曲

RV109-169.741.802

ヴィヴァルディは1720年代から30年代に弦楽のための協奏曲を45曲ほど作曲した。

NHK-FM(東京) 『古楽の楽しみ ▽ヴィヴァルディからバッハへ(5)』 2022/08/26放送

フルート協奏曲、リコーダー協奏曲、ピッコロ協奏曲
ピッコロ協奏曲 ハ長調 RV444

高い音域のリコーダー、ソプラニーノリコーダーのための協奏曲。小鳥のさえずりの様なリコーダーの瑞々しい音色、それに優しく寄り添う弦楽器やチェンバロたちと温かみあふれる爽やかな音楽が繰り広げられる。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヘンデル組曲「水上の音楽」ヘ長調』 2023/3/20放送

複数の楽器のための協奏曲
協奏曲(リュート協奏曲)ニ長調 RV93

リュートと2つのバイオリン通奏低音のために書かれた小編成の協奏曲

NHK-FM(東京) 『レスピーギの「リュートのための古風な舞曲とアリア」第2組曲 - クラシックの庭』 2024/10/24放送

二重協奏曲
ヴィオラ・ダモーレとリュートのための協奏曲 ニ短調 RV540

豊かな響きを持った2つの楽器による協奏曲ヴィヴァルディの晩年1740年にドレスデン選帝侯国からフリードリヒ・クリスティアン公爵がヴェネチアを訪れたが、この作品はそこで演奏された曲の1つ。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送



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