サラサーテ
サラサーテ
サラサーテの生涯・経歴
サラサーテ(1844-1908)は19世紀後半に活躍したスペインの名バイオリン奏者・作曲家である。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送。岩波書店 『広辞苑 第六版』
神童として早くから知られ、12歳でパリ音楽院に入学し、卒業後はヨーロッパから南北アメリカにまで演奏旅行をして、パガニーニ以来の巨匠として名声を誇った。
小学館 『日本大百科全書』
数多くのバイオリンのヴィルトゥオーゾが活躍したと言われる19世紀にあって、バイオリニストとして美しい音色と純度の高い演奏スタイルで当時の人々を魅了したと言われている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番』 2024/1/9放送
他の音楽家との関係
ラロ
1823年生まれのフランスの作曲家ラロは長い無名時代を経て、1870年代にようやくその名を広める機会に恵まれる。1874年にサラサーテの独奏で「バイオリン協奏曲第1番」を初演し、翌年、同じくサラサーテのバイオリン独奏で初演された「スペイン交響曲」の成功がラロの作曲家としての地位を揺るぎないものとした。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ドビュッシーの二つのアラベスク 他』 2022/10/24放送
サラサーテの作品
サラサーテは自分のバイオリンの技量を十分に発揮できる技巧的な小品をいくつも残している。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番』 2024/1/9放送
ツィゴイネルワイゼン(チゴイネルワイゼン・チゴイナーワイゼン)
自らの技と音楽性を活かすべく作曲した最も名高い作品である。
曲は1870年代の後半にドイツで出版された。
タイトルはドイツ語でロマの旋律、またはロマの歌という意味。曲の中ほどに出てくる悲しくも美しい調べはハンガリーやロマの人々によって歌い継がれてきた愛のうた「世界でただ君一人だけ」から取られた。
ハンガリーのロマの舞踏のリズム、チャールダーシュを取り入れ、速いテンポと強いシンコペーションを聞かせた情熱的なリズムを持っている。哀愁に満ちたメロディーと華麗なバイオリンの技巧を楽しめる。
「音楽の泉」より。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハの無伴奏バイオリンのためのパルティータ第2番』 2024/1/9放送
カルメン幻想曲
スペインの名ヴァイオリニスト、サラサーテがビゼーの歌劇「カルメン」から色とりどりの旋律を用いて華麗なバイオリンの作品に仕上げた。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ドビュッシーの二つのアラベスク 他』 2022/10/24放送
スペイン舞曲
1878年から82年にかけて全4集に分けて出版された8曲からなる曲集。
サラサーテは生前、これらの曲をコンサートのアンコールで演奏していた。
ピアノが刻む伝統的な舞曲のリズムに乗せてバイオリンがスペインの情緒あふれる旋律を奏でる。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送。スペイン舞曲 (サラサーテ) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/スペイン舞曲 (サラサーテ)
現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 27 ページ]
- ワーグナー
- グノー
- フランク
- ラロ
- ブルックナー
- ブラームス
- サン・サーンス
- ブルッフ
- ビゼー
- チャイコフスキー
- マスネ
- シャブリエ
- サラサーテ
- フォーレ
- ショーソン
- ダンディ
- モシュコフスキ(モシコフスキ)
- プッチーニ
- マーラー
- アルベニス
- アレンスキー
- リヒャルト・シュトラウス
- デュカス
- ローベルト・カーン
- カリンニコフ
- サティ
- ルクー
現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ