アレンスキー

アレンスキーの生涯・経歴

アレンスキー（1861-1906）はロシアの作曲家である。

平凡社『世界大百科事典』

ペテルブルグ音楽院でコルサコフに作曲を学ぶが、チャイコフスキーの影響を受ける。
モスクワ音楽院の教授を務め、ラフマニノフやスクリャービンの師であったことにより知られている。
ペテルブルグに戻って晩年を過ごした。

平凡社『世界大百科事典』

他の音楽家との関係

チャイコフスキー

アレンスキーはチャイコフスキーを尊敬し、その音楽に多大な影響を受けた。

NHK-FM（東京）『クラシックカフェチャイコフスキーのバイオリン協奏曲』 2023/1/9放送

アレンスキーの作品

アレンスキーは幅広い分野で作品を残し、その数は200曲を超える。

管弦楽曲

チャイコフスキーの主題による変奏曲

弦楽四重奏曲第2番の第2楽章をアレンスキー自ら弦楽合奏用に編曲した作品。チャイコフスキーの歌曲集「子供のための歌」の第5曲の旋律を主題とし、色とりどりの7つの変奏に展開していく。
なお、この弦楽四重奏曲は、チャイコフスキーが亡くなった直後に作曲されたので、チャイコフスキーの死を偲んで書かれたものと考えられている。

NHK-FM（東京）『クラシックカフェチャイコフスキーのバイオリン協奏曲』 2023/1/9放送