[歴史②]世界史

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シャブリエ


シャブリエ

シャブリエの生涯・経歴

シャブリエ(1841-1894)はフランスの作曲家である。

小学館 『日本大百科全書』

1841年にフランス中部のアンベールに生まれた。

幼い頃から音楽の才能を示し、早くから作曲、ピアノに習熟していた。

しかし、父の希望によりパリで法律を学び、内務省の役人となった。そして、仕事の傍ら音楽の勉強を続け、独学で作曲した。
オペレッタ「星」(1877初演)などの成功を機に39歳で内務省を退職し、音楽に専心した。

さらに1882年のスペイン旅行の印象に基づく管弦楽の狂詩曲「スペイン」(1883初演)で名声を確立した。

小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM(東京) 『フランク交響曲ニ短調 - クラシックの庭 - NHK』 2024/6/3放送。NHK-FM(東京) 『デュカス交響詩「魔法使いの弟子」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/5/31放送

シャブリエの音楽史における位置づけ

次世代のドビュッシーラヴェルへの橋渡し

狂詩曲「スペイン」をはじめとした管弦楽作品やオペレッタなどの作品があり、いずれも独特のリズムに加え、闊達さとユーモアを感じさせる。

しかし、シャブリエの本領が最も発揮された分野はピアノ音楽と考えられている。その和声は大胆で、音楽史的にもフォーレとともに、次世代のドビュッシーラヴェルへの橋渡しの役割を果たしている。

エマニュエル・シャブリエ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/エマニュエル・シャブリエ

シャブリエの作品

管弦楽曲
狂詩曲「スペイン」

シャブリエは1882年妻と共にスペインを訪れ、情熱的なスペインの音楽に心を奪われた。そしてスペインの民謡を熱心に採譜し、翌年フランスに持ち帰ると旅行の印象をもとにこの狂詩曲を書き上げた。沸き立つようなスペイン情緒とオーケストラの色彩的な美しさがある。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2024/1/23放送

ピアノ曲
絵画風の小曲集

10曲からなる曲集。
この作品はシャブリエが仕事を辞め、本格的に作曲家として歩み出した40歳の頃の作品。

NHK-FM(東京) 『フランク交響曲ニ短調 - クラシックの庭 - NHK』 2024/6/3放送

楽しい行進曲

もともとはピアノ曲であるが、1888年オーケストラのための作品として初演された。
後にドビュッシーがこの作品のユーモアとインスピレーションを絶賛している。タイトルの通り楽しく陽気な作品。

NHK-FM(東京) 『デュカス交響詩「魔法使いの弟子」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/5/31放送



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