[歴史②]世界史

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マスネ


マスネ

マスネの生涯・経歴

マスネ(1842-1912)はフランスの作曲家である。

小学館 『日本大百科全書』

1842年にフランス中部のモントーという小さな村で生まれた。

幼い頃、一家はパリに引っ越し、音楽の才能に秀でたマスネは11歳でパリ音楽院に入学した。

パリ音楽院で作曲をトマに学び、21歳になる1863年には新進作曲家のコンクールでローマ大賞を受賞し、3年間ローマに留学した。

帰国後は普仏戦争に従軍したが、その後はオペラの作曲に力を注いだ。「ラオールの王」(1877初演)などで名声を確立した。

1878年以後パリ音楽院の作曲の教授を務め、多くの優れた作曲家を育成し、パリに没した。

NHK-FM(東京) 『デュカス交響詩「魔法使いの弟子」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/5/31放送。小学館 『日本大百科全書』

マスネの音楽史における位置づけ

歌曲
フランス近代歌曲の創始者グノードビュッシーとを結ぶ位置

マスネの歌曲は、フランス近代歌曲の創始者グノードビュッシーとを結ぶ位置にあり、フランス語の自然な抑揚と旋律美との融合に新領域が開かれている。

小学館 『日本大百科全書』

マスネの作品

代表作
タイスの瞑想曲

マスネは「タイスの瞑想曲」で知られる。

NHK-FM(東京) 『ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/12/21放送

作風・音楽傾向など

マスネは40曲近いオペラを作曲し、オラトリオや声楽のための作品でも高く評価されているが、ピアノ独奏や管弦楽のジャンルにも優れた作品を残している。

NHK-FM(東京) 『ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/12/21放送

管弦楽組曲
組曲 第7番「アルザスの風景」

マスネが残した管弦楽のための組曲の最後の作品で1881年に書かれた。
マスネは20代の終わり頃に普仏戦争に従軍し、国境のアルザス地方に駐留している。この頃の経験がこの組曲を作るきっかけとなった。

NHK-FM(東京) 『ドビュッシーの「ベルガマスク組曲」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/12/21放送

協奏曲
ピアノ協奏曲 変ホ長調

マスネが作曲した唯一のピアノ協奏曲
この作品のアイデアはローマ賞を取った1863年にはすでにあったが、その時には完成せず、約40年後の1902年に再び作曲し直された。
初演では当時名ピアニストとして知られていたディエメがピアノを弾き、彼に献呈された。
全部で3楽章。ベートーベンピアノ協奏曲第5番「皇帝」と同じ変ホ長調で、その旋律にも影響が見られる。また第3楽章はスロバキアの歌と題され、民俗音楽風の躍動感あふれる作品。

NHK-FM(東京) 『デュカス交響詩「魔法使いの弟子」 - クラシックカフェ - NHK』 2023/5/31放送



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