ボッケリーニ
ボッケリーニ
ボッケリーニの生涯・経歴
ボッケリーニ(1743-1805)は18世紀後半に活躍したイタリアの作曲家、チェロ奏者である。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送。小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送
1743年にイタリアのルッカで生まれた。チェロの名手として知られ、25歳になった1768年、スペインのマドリードの宮廷に仕えることになった。
それから亡くなる1805年までスペインで生涯を送った。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送
ボッケリーニの意義・評価
室内楽
ボッケリーニはハイドン、モーツァルトと同時代の作曲家でありながら、彼らとは一味異なる独特な作風を固持しているといわれる。
ボッケリーニの音楽史上の功績としては室内楽のジャンル確立があげられる。弦楽四重奏曲と、とりわけ弦楽五重奏曲では抜きん出た量と質を誇っている。
ルイジ・ボッケリーニ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ルイジ・ボッケリーニ
ボッケリーニの作品
作風・音楽傾向など
チェロ曲
チェロの名手としても知られるボッケリーニはチェロのための協奏曲やソナタ、弦楽四重奏曲などを数多く作曲した。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送
協奏曲
チェロ協奏曲
緩やかな楽章を真ん中に挟んだ3楽章構成。
いつ作曲されたのかはわかっていないが、同時代に活躍した作曲家ハイドンを思い起こさせるような優雅な旋律が魅力的な作品。
ボッケリーニのチェロ協奏曲の中でも広く知られている作品である。
なお、この協奏曲には2種類の楽譜がある。1つは19世紀後半に活躍したドイツのチェリスト、フリードリヒ・グリュッツマッハーが校訂した楽譜で1895年に出版された。もう1つは20世紀中ごろにドイツのドレスデンで見つかった写本に基づく楽譜である。この現譜の方がボッケリーニが書いた作品に忠実であると考えられている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送。チェロ協奏曲第9番 (ボッケリーニ) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/チェロ協奏曲第9番 (ボッケリーニ)
シンフォニア 変ロ長調 G497
この作品は1770年代半ばに出版された。3つの楽章で構成される。
NHK-FM(東京) 『カナダの古楽アンサンブル ターフェルムジーク - 名演奏ライブラリー』 2024/11/17放送
室内楽
弦楽五重奏曲
作曲家であり優れたチェリストであったボッケリーニは弦楽五重奏というジャンルを愛し、弦楽四重奏にチェロを追加した弦楽五重奏曲をたくさん書いている。
NHK-FM(東京) 『モーツァルトの弦楽五重奏曲ト短調 - 音楽の泉 - NHK』 2023/7/23放送
弦楽五重奏曲 ホ長調 作品11第5
この作品は1771年に作曲され、75年に出版された。この時には作品13として出版されたが、のちにボッケリーニは作品11と訂正している。特に第3楽章は「ボッケリーニのメヌエット」としても有名で、様々な編曲で知られている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送
ギター五重奏曲
スペインの宮廷に仕えていたボッケリーニはパトロンとなっていた貴族ブナバント侯の依頼で6曲のギター五重奏曲を作曲している。
ただし、その多くは既に作られていた室内楽からの編曲である。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送
ギター五重奏曲 第4番 ニ長調 G.448「ファンダンゴ」
弦楽五重奏曲から編曲された作品。全4楽章。その第4楽章は「ファンダンゴ」と呼ばれている。ファンダンゴとは18世紀にスペインで生まれた舞曲で、ギターやカスタネットを用いた活発な舞曲をいう。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ボッケリーニの弦楽五重奏曲ホ長調』 2023/2/22放送
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