東欧―ヤナーチェク
ヤナーチェク
ヤナーチェクの生涯・経歴
ヤナーチェク(1854-1928)は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて活躍したチェコスロバキの作曲家である。
モラヴィア地方の民謡に強い関心を持ち、生涯にわたって研究を続けた。
小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM(東京) 『フェデリコ・アゴスティーニ バイオリン・ソナタを弾く - ベストオブクラシック』 2022/4/28放送
1854年に現在のチェコ東部にあたるモラヴィア地方で生まれた。
NHK-FM(東京) 『フェデリコ・アゴスティーニ バイオリン・ソナタを弾く - ベストオブクラシック』 2022/4/28放送
1881年27歳の年に師範学校の校長の娘でピアノの弟子であったズデンカと結婚した。しかし、貴族の血を引く妻のズデンカと農村出身のヤナーチェクとの関係は次第に冷めていった。
NHK-FM(東京) 『魅惑のトリオとカルテット(4)アルミーダ四重奏団 - ベストオブクラシック』 2025/1/23放送
63歳の年に30歳以上年下のカミラ・シュテスロヴァーと知り合い、明るい性格の彼女にすっかり心を奪われた。そして600通にも及ぶラブレターを書き、自らの熱い思いを伝えようとした。また同時に創作意欲も増し、いくつもの傑作を生み出した。
NHK-FM(東京) 『魅惑のトリオとカルテット(4)アルミーダ四重奏団 - ベストオブクラシック』 2025/1/23放送
ヤナーチェクの作品
作風
作風としては、若いころから強い関心を抱いていたモラヴィア民謡の研究成果に基づいて、民族的要素を単に異国趣味的装飾としてではなく、西欧近代音楽の語法と融合し発展させた点できわめて独創的なものをもっている。民謡の旋律や言葉の抑揚を作品に取り入れるなど独自の作風で知られている。
作品はほとんどすべての分野にわたり、民謡編曲も多い。
重要なのは9つのオペラ。
小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM(東京) 『フェデリコ・アゴスティーニ バイオリン・ソナタを弾く - ベストオブクラシック』 2022/4/28放送
室内楽曲
バイオリン・ソナタ
1914年60歳の頃作曲したと言われている。
現代音楽を思わせる自由な形式の4つの楽章で構成され、ヤナーチェクらしい民族色が色濃く現れた作品。
NHK-FM(東京) 『フェデリコ・アゴスティーニ バイオリン・ソナタを弾く - ベストオブクラシック』 2022/4/28放送
弦楽四重奏曲 第2番「ないしょの手紙」
この作品はヤナーチェクがなくなる1928年に作曲された。
恋人のカミラには自分たちのことを弦楽四重奏曲として表現すると伝え、また副題は最初「恋文」にしようと考えていたが、あれこれと詮索されるのを嫌い、「ないしょの手紙」にしたと言われている。
NHK-FM(東京) 『魅惑のトリオとカルテット(4)アルミーダ四重奏団 - ベストオブクラシック』 2025/1/23放送
おとぎ話
チェロとピアノのために書かれた作品。
かねてよりロシアへの強い興味を抱いていたヤナーチクは19世紀前半のロシアの作家ジュコーフスキーの叙事詩「皇帝ベレンデイの物語」にインスピレーションを得てこの作品を作った。物語は若き王子イワンと美しいマリアとのラブロマンス。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ プロコフィエフのピーターとおおか』 2023/8/8放送
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