[歴史②]世界史

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チェコ国民楽派―スーク


スーク

スークの生涯・経歴

スーク(1874-1935)は、チェコの作曲家、バイオリン奏者である。ドヴォルザークの愛弟子で彼の娘婿としても知られている。

平凡社 『世界大百科事典』。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ プロコフィエフのピーターとおおか』 2023/8/8放送

1885年プラハ音楽院に入学し、在学中より作曲を始めた。

小学館 『日本大百科全書』。平凡社 『世界大百科事典』

そして1892年までプラハ音楽院でドヴォルザークに学び、彼の愛弟子となった。

ヨセフ・スク (作曲家) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨセフ・スク (作曲家) 。平凡社 『世界大百科事典』

1892年プラハ音楽院を卒業した18歳の夏、ドヴォルザークはスークを別荘に招待し、愛娘のオティーリエを引き合わせている。スークは一目で恋に落ちた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2022/12/20放送。ヨセフ・スク (作曲家) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ヨセフ・スク (作曲家)

また、同年チェコ四重奏団の第2バイオリンを受け持ち、西欧などで名声を得た。

平凡社 『世界大百科事典』

1898年、オティーリエと結婚した。結婚式はドヴォルザーク夫妻の銀婚式と同じ日に行われたという。
しかし、1904年にドヴォルザークが亡くなり、 翌年、結婚から7年後、最愛の妻オティーリエも幼い息子を残し、若くしてこの世を去った。 スークはオティーリエなき後、再婚することはなかった。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2022/12/20放送

他の音楽家との関係

ドヴォルザーク

先述したようにスークはドヴォルザークの愛弟子である。

なお、ドヴォルザークは地元のチェコ、プラハにいる時、毎日欠かさず最寄り駅に行っては蒸気機関車の車両番号を控えていて、都合がつかない日はスークに記録を頼んでいた。
しかし、機関車に興味がないスークはある日間違えて炭水車の車両番号を伝えてしまう。普段は温厚なドヴォルザークが自分の娘にお前はろくに汽車のことを知らないあんな男と結婚するのかと怒ったというユニークなエピソードが残されている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2022/12/20放送

スークの作品

管弦楽曲
弦楽セレナード 変ホ長調 作品6

スークの出世作。オティーリエの恋心とドヴォルザークの教えを生かして書き上げた曲。全4楽章。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2022/12/20放送。弦楽セレナード (スク) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/弦楽セレナード (スク)

組曲「おとぎ話」作品16

スークはチェコの詩人で劇作家のユリウス・ゼイエルの頼みで彼の戯曲「ラドゥースとマフレナ」のための付随音楽を作ることになった。「ラドゥースとマフレナ」は敵対する2つの国の王子と王女の愛の物語である。
劇音楽「ラドゥースとマフレナ」は大きな成功を収め、その後これをもとに組曲「おとぎ話」を完成させた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ プロコフィエフのピーターとおおか』 2023/8/8放送

ピアノ曲
6つのピアノ小品 作品7

第1 愛の歌

結婚前ドヴォルザーク一家がアメリカへ渡っていた時期にオティーリエに献げたピアノ曲。オティーリエの象徴としてスークが生涯あらゆる楽曲のモチーフにしていた大事な作品。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2022/12/20放送

組曲「夏の印象」作品22b

第3 夕べの気分

この作品はスークと同姓同名のバイオリニトの孫ヨセフ・スークが編曲している。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 冬のぽかぽかクラシック(2)』 2022/12/20放送



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