［歴史②］世界史

ヴォーン・ウィリアムズ

ヴォーン・ウィリアムズ

ヴォーン・ウィリアムズの生涯・経歴

ヴォーン・ウィリアムズ（1872-1958）はホルストとともに20世紀前半のイギリスを代表する作曲家である。

小学館 『日本大百科全書』

1872年にイングランド西部のダウンアンプニーで生まれた。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(3)』 2023/11/15放送

ロンドンの王立音楽院とケンブリッジ大学で音楽を学び、民謡やルネッサンス時代の音楽に関心を持った。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(3)』 2023/11/15放送

王立音楽カレッジでは在学中に2年後輩のホルストと知り合い、終生変わらぬ友情で結ばれた。

小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ▽ブルッフのスコットランド幻想曲 他』 2022/5/26放送

ベルリンでブルッフ、パリでラヴェルに師事した。

本格的な作曲活動は比較的遅く、30歳ごろに始まる。

彼の音楽の基盤は、ルネサンス期のイギリス音楽とイギリス民謡にある。

小学館 『日本大百科全書』

ヴォーン・ウィリアムズの作品

管弦楽曲

グリーンスリーヴズによる幻想曲

グリーンスリーヴズはイギリスに伝わる古い歌で、16世紀から17世紀にかけてのエリザベス朝に生まれたと考えられている。ヴォーン・ウィリアムズは自作のオペラの一部にこのメロディーを使用したが、のちにその部分を編曲して独立した1曲に仕上げたのがこの作品である。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ エルガーのチェロ協奏曲』 2023/1/16放送

弦楽合奏曲

タリスの主題による幻想曲

この作品は1910年に作曲された。
主題の元になっているのはイギリスのルネッサンス音楽の巨匠トマス・タリスの作品。
ヴォーン・ウィリアムズは弦楽四重奏と2つに分けた弦楽合奏という編成で作曲した。弦楽四重奏の独奏者や弦楽合奏が組み合わせを変えながらタリスの旋律を用いて自由に変奏を繰り広げていく。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(3)』 2023/11/15放送

吹奏楽曲

海の歌

イギリスに伝わる3つの海の歌をもとにした小品。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ▽ブルッフのスコットランド幻想曲 他』 2022/5/26放送

イギリス民謡組曲

民謡を元にした3つの楽章からなる。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ▽ブルッフのスコットランド幻想曲 他』 2022/5/26放送

作曲者の吹奏楽曲のうちで最も有名な作品であり、また吹奏楽のレパートリーの中でも古典的名曲とされている。民謡を使った親しみやすい曲調で技術的に難しくないことから、今日でも中学生などにも好んで取り上げられる。

イギリス民謡組曲 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/イギリス民謡組曲