［歴史②］世界史

バーバー

バーバー

バーバーの生涯・経歴

バーバー（1910-1981）は20世紀アメリカの作曲家である。

小学館 『日本大百科全書』

バーバーの作品

作風

バーバーと言えば映画音楽としても使用された「弦楽のためのアダージョ」がよく知られているが、これ以外にも管弦楽や室内楽、声楽のための作品などを残している。

NHK-FM（東京） 『ベストオブクラシック ショスタコーヴィチの交響曲(2)第5番 ニ短調』 2023/10/3放送

十二音技法や多調性など、新しい音楽語法を導入した作品もみられるが、基本的にはロマン派の伝統を受け継ぎ、豊かな旋律感とリリシズムにあふれた親しみやすい作風を示し、アメリカ人の間に広く愛好された。

小学館 『日本大百科全書』

協奏曲

ヴァイオリン協奏曲 作品14

1939年、29歳になるバーバーは、当時、若い音楽家を支援していた実業家からヴァイオリン協奏曲を書いて欲しいという依頼を受ける。さっそく2つの楽章を仕上げるが、独奏を予定していたヴァイオリニストは、この曲を見て自分が求める音楽ではないと申し出る。その後も紆余曲折を経て完成したバイオリン協奏曲は、1941年に別のソリストの独奏で初演が行われ、大成功を収めた。
バーバーならではの叙情性あふれるメロディーに彩られたこの作品は、その後、多くの名手達によって取り上げられ、今日では20世紀を代表するバイオリン協奏曲の1つに数えられている。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」』 2023/5/16放送

管弦楽曲

弦楽のためのアダージョ 作品11

代表作「弦楽四重奏曲」（1936）の緩徐楽章（第2楽章）を弦楽オーケストラに編曲した作品で、バーバーの作品の中でも特に有名。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ガーシュウィンの「パリのアメリカ人」』 2023/5/16放送。サミュエル・バーバー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/サミュエル・バーバー

管弦楽のためのエッセー第2番 作品17

この作品は指揮者ブルーノ・ワルターの委嘱を受けて作曲した管弦楽曲で、1942年にニューヨーク・フィルハーモニック創立百年の記念公演で初演された。

NHK-FM（東京） 『ベストオブクラシック ショスタコーヴィチの交響曲(2)第5番 ニ短調』 2023/10/3放送