[歴史②]世界史

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イベール


イベール

イベールの生涯・経歴

イベール(1890-1962)はフランスの作曲家である。

小学館 『日本大百科全書』

イベールは1890年にパリで生まれた。

1910年にパリ音楽院に入学し、後の6人組のメンバーであるオネゲルミヨーと共に作曲を学んだ。同じクラスで専門の授業を受けることもあった。

しかし、第1次世界大戦が始まると学業を中断し、海軍士官として従軍した。地中海を渡る船に乗り組み、沿岸各地の港ではその土地ならではの風物に接した。

戦争が終わるとパリに戻り、再び作曲を始めた。

1919年に当時若手作曲家の登竜門だったローマ賞を受賞してローマに留学した。1920年から23年までローマに滞在して作曲をする一方、イタリア各地やスペインなどさまざまな土地を旅して回った。ローマ滞在中には代表作の1つ「寄港地」を作曲している。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ イベールの「フルート協奏曲」他』 2022/11/30放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ブラームスの「ピアノ協奏曲 第2番」他』 2022/9/12放送

その後、作曲家として揺れぎない地位を得たイベールは1937年に今度はフランス・アカデミーの所長としてローマに滞在し、第2次世界大戦中の中断をはさみ1960年までこの職務を務めた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ブラームスの「ピアノ協奏曲 第2番」他』 2022/9/12放送

イベールの作品

管弦楽曲
寄港地

1920年から23年のローマ滞在中に作曲した管弦楽曲。イベールが訪れた異国情緒あふれる港町の印象が鮮やかな響きで描き出されている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ブラームスの「ピアノ協奏曲 第2番」他』 2022/9/12放送

協奏曲
フルート協奏曲

この曲は「寄港地」と並ぶイベールの代表作である。

フルート協奏曲 (イベール) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フルート協奏曲 (イベール)

1932年から33年にかけて作曲された。
その初演の日、イベールはパリの演奏会場にはおらずマルセイユに滞在していた。そして、ラジオの中継で初演を聞いた。そこに居合わせた新聞記者によれば、その様子は初めて接する曲を前に新たな発見の歓びに浸っているかのようだったと言う。
全3楽章。軽快なアレグロの第1楽章。 叙情的なアンダンテの2楽章。 陽気なアレグロ・スケルツァンドの第3楽章。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ イベールの「フルート協奏曲」他』 2022/11/30放送。



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