［歴史②］世界史

ブゾーニ

ブゾーニ

ブゾーニの生涯・経歴

ブゾーニ（1866-1924）は19世紀後半から20世紀初頭にかけてピアニスト、作曲家、教育者、著述家として活躍したイタリアの音楽家である。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ バッハのゴールトベルク変奏曲 他』 2022/10/11放送

幼少より音楽的天才、神童として知られ、ヨーロッパ各地を演奏旅行した。

小学館 『日本大百科全書』

ドイツやオーストリア、アメリカなど世界各地で活動し、バッハ作品の編曲も多く手がけた。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ バッハのゴールトベルク変奏曲 他』 2022/10/11放送

ブゾーニの意義・評価

ブゾーニはロマン主義と20世紀前半の音楽を結ぶ重要な音楽家である。

小学館 『日本大百科全書』

他の音楽家との関係

ルビンシュタイン

ポーランド出身のピアニストであるルビンシュタインはブゾーニに憧れていた。
10歳の時、憧れの音楽家ブゾーニに学びたいとベルリンまで会いに行ったが、彼は演奏旅行中で会うことはかなわなかった。
のちに面会を果たしたが、ブゾーニを「キリストのような顔つきをし、悪魔的なテクニックを備えた人だった」と表現したという。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ ラフマニノフの合唱交響曲「鐘」 他』 2022/11/22放送

ブゾーニの作品

ピアノ曲

ブゾーニの作品のなかでは、バッハの作品のピアノ編曲、ピアノのための「対位法的幻想曲」（1922）、6曲の「ソナチネ」など、ピアノ曲がとくに有名である。

小学館 『日本大百科全書』

バッハの作品のピアノ編曲

先述したように、ブゾーニはバッハ作品の編曲も多く手がけている。

ブゾーニは、「バッハの音楽は時代の先を行っていて、かつ時代を超えるものである。バッハの音楽にはバロック時代の表現手段では不十分であった」と語っている。
ブゾーニは、近代に発展を遂げ、機能が向上した様々な楽器を用いることによりバッハの意図をより明確に表現できると考えていた。

NHK-FM（東京） 『クラシックカフェ バッハのゴールトベルク変奏曲 他』 2022/10/11放送