[歴史②]世界史

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ウェーバー


ウェーバー

ウェーバーの生涯・経歴

ウェーバー(1786-1826)は、ドイツの作曲家である。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送

ウェーバーはショパンよりも24年早い1786年生まれ、ベートーヴェンより16歳年下で、ちょうどベートーベンシューベルトの間ぐらいの世代にあたる。彼らと同じ時代に活躍し、実際にベートーベンシューベルトと会ったこともあった。
しかし、ウェーバーはベートーヴェンより1年早い1826年に39歳の若さで生涯を閉じた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルト交響曲第40番』 2023/5/11放送

ウェーバーの音楽史における位置づけ

ロマン派(ロマン主義音楽)

ウェーバーは19世紀ドイツ・ロマン派の先駆けの1人である。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルト交響曲第40番』 2023/5/11放送

ウェーバーの意義・評価

ドイツ・ロマン主義の確立

ウェーバーの歌劇「魔弾の射手」はドイツ・ロマン主義を確立した最初のオペラといわれており、ワーグナーへと流れを導いた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルト交響曲第40番』 2023/5/11放送。カール・マリア・フォン・ウェーバー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/カール・マリア・フォン・ウェーバー

他の音楽家との関係

ダンツィ

ダンツィはウェーバーの恩師であり、早くからウェーバーの才能を高く評価していた。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送

ウェーバーの作品

オペラ
魔弾の射手

歌劇「魔弾の射手」ウェーバーの代表作であるとともに、ドイツ国民オペラの代表作でもある。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送。カール・マリア・フォン・ウェーバー - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/カール・マリア・フォン・ウェーバー

その独創性はベートーヴェンをも驚かせたという。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送

協奏曲
ファゴット協奏曲 ヘ長調 作品75

オペラ作曲家として活躍したウェーバーらしい楽しくメロディアスな音楽である。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのクラリネット協奏曲イ長調 他』 2022/11/10放送

ピアノ曲
舞踏への勧誘 変ニ長調 作品65 J.260

1819年、妻のために作曲したピアノ曲。舞踏会に誘うような導入の後にいくつかの華麗なワルツが続く。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヨハン・シュトラウスワルツ「春の声」』 2023/5/18放送

ウィンナ・ワルツの雛形となった作品である。この作品によってウェーバーは「ウィンナ・ワルツの祖」と呼ばれることもある。

フランスの作曲家ベルリオーズ編曲による管弦楽版でも広く知られている。

舞踏への勧誘 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/舞踏への勧誘

ベルリオーズは1824年に初めてウェーバーの歌劇「魔弾の射手」を見て感銘を受けた。1841年パリのオペラ座で「魔弾の射手」が上演される際にバレエ音楽が新たに必要となる。当時オペラ座ではオペラのどこかの場面でバレエを挿入することになっていたからである。そのために編曲した「舞踏への勧誘」をベルリオーズはたびたび自分の演奏会でも指揮した。

20世紀に入ると興行主ディアギレフが率いるロシア・バレエ団がこの編曲を用いて「薔薇の精」というタイトルでバレエにした。薔薇の精を踊ったのは伝説的なダンサー、ニジンスキーであった。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ヨハン・シュトラウスワルツ「春の声」』 2023/5/18放送

クラリネットの作品

ウェーバーは自作のオペラを指揮するためにミュンヘンを訪れた時、その宮廷楽団にいたクラリネットの名手ハインリヒ・ヨーゼフ・ベールマンと出会い、高度なテクニックを持った彼のクラリネットにすっかり魅了された。これをきっかけに協奏曲や室内楽などクラリネットのための作品を次々に作曲した。

クラリネット五重奏曲 変ロ長調 作品34

この作品もベールマンに献呈された。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルト交響曲第40番』 2023/5/11放送



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