ロッシーニ
ロッシーニ
ロッシーニの生涯・経歴
ロッシーニ(1792-1868)は、1810-20年代にヨーロッパ全域にもっとも影響力のあったイタリアのオペラ作曲家である。パリで大成功をおさめた。大変な美食家としても知られる。
小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ レスピーギの交響詩「ローマの松」』 2023/1/12放送
1792年イタリアに生まれた。子供の頃は可愛らしいボーイソプラノの少年で、早くから才能を発揮した。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ レスピーギの交響詩「ローマの松」』 2023/1/12放送
ロッシーニの両親は共に音楽家である。父は優れたホルン奏者で、ロッシーニは10歳の頃にはすでに父からホルンの奏法を学んでいたという。
NHK-FM(東京) 『ベストオブクラシック ラドヴァン・ヴラトコヴィチ ホルン・リサイタル』 2022/10/12放送
少年時代には手に負えないいたずらっ子で大人たちを困らせる一方、優れたボーイソプラノの歌手として活躍した。作曲やチェンバロも早くからこなし、いわゆる神童として人々を驚かせた様子も伝えられている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ レスピーギの交響詩「ローマの松」』 2023/1/12放送
ウィーンのロッシーニ旋風
シューベルトが交響曲第6番を書き上げた1818年頃、ウィーンはロッシーニのオペラに夢中であった。シューベルトもウィーンのロッシーニブームと無縁ではなく、ロッシーニのスタイルを意識したオーケストラ序曲を2曲を書いている。
ベートーベンも交響曲第9番の創作が佳境を迎えていた頃、ウィーンのロッシーニ旋風を警戒し、ウィーンではなくベルリンで初演しようと考えたほどであった。
NHK-FM(東京) 『シューベルトの交響曲第6番 - 音楽の泉 - NHK』 2024/9/8放送
ロッシーニの作品
オペラ(歌劇)
シンデレラ
歌劇「セビリアの理髪師」初演の翌年1817年に完成したロッシーニ全盛期のオペラ・ブッファ。
なお、この魅力的な旋律にあふれるオペラからクラリネット奏者でもある編曲家シェーファーが木管五重奏用のハルモニームジークを作っている。
NHK-FM(東京) 『アンサンブル・ウィーン・ベルリン演奏会 - ベストオブクラシック』 2023/5/17放送
ウィリアム・テル
ドイツの文豪シラーの詩劇に基づく歌劇「ウィリアム・テル」は1829年、ロッシーニ37歳の年に初演された。オペラの内容は13世紀初めにオーストリアの圧政に苦しむスイスを独立させるために活躍した英雄ウィリアム・テルの物語。
特に序曲は演奏会で好んで取り上げられることが多く、オペラの内容を描写するように作られている。序曲は夜明け、嵐、静けさ、終曲という4つの部分から作られている。このうち終曲では独立運動の成功を表すスイス軍隊の勇壮な行進曲が軽快に響き渡る。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ プロコフィエフのピアノ協奏曲第3番』 2024/2/20放送
器楽曲
6つの弦楽のためのソナタ
1804年、わずか12歳で作曲した弦楽のための6曲のソナタ集。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ レスピーギの交響詩「ローマの松」』 2023/1/12放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(2)』 2023/11/14放送
弦楽のためのソナタ 第1番 ト長調
通常の弦楽四重奏と違ってビオラの代わりにコントラバスが加わり、2つのバイオリンとチェロとコントラバスの4声部で作られている。
本格的に作曲を学び始める前に作ったこのソナタをロッシーニは犬が吠え立てるような酷いものだとを記している。しかし、この作品は少年らしい活気に満ち、ロッシーニならではの旋律美が際立っており、彼の卓越した才能がすでに発揮されている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 特集 ストリングスに魅せられて(2)』 2023/11/14放送
その他
序奏、アンダンテとアレグロ
ロッシーニ60代、晩年のパリ時代に作曲されたと考えられている。オペラ作曲家として名をはせたロッシーニならではの歌心に溢れた作品。
NHK-FM(東京) 『ベストオブクラシック ラドヴァン・ヴラトコヴィチ ホルン・リサイタル』 2022/10/12放送
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