サクソフォーン
サクソフォーンとは
サクソフォーンの定義・意味など
サクソフォーンとは、19世紀にベルギー生まれの楽器制作者アドルフ・サックスが考案した木管楽器をいう。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ グラズノフのバイオリン協奏曲 イ短調』 2023/4/6放送
サクソフォーンの種類
サクソフォーンには、ソプラニーノ、ソプラノ、アルト、テナー、バリトン、バス、コントラバスの音域の異なる7種類がある。
小学館 『日本大百科全書』
サクソフォーンの役割・意義
サクソフォーンは木管楽器に分類されるが、考案者サックスの意図は木管楽器と金管楽器との中間的な音色の楽器をつくり、吹奏楽で両者の音色が溶け合うようにすることにあった。
サクソフォーンの音色は金管と木管のどちらとも相性が良いため、全体の音のバランスをより良いものにしてくれ、さらに音楽全体に独特の輝きをもたらしてくれるとも言われている。
小学館 『日本大百科全書』。NHK-FM(東京) 『特集「別れと出会い(3)」 - クラシックの庭』 2025/3/26放送
サクソフォーンを用いた具体例
サクソフォーンはベルリオーズやビゼーなどの作曲家たちが作品に用いているが、主に使われていたのはフランスやイギリスの軍学隊など吹奏楽である。
20世紀初頭にはアメリカにも伝わり、ジャズや様々なポピュラー音楽の発展にも大きく貢献している。
20世紀前半にはマルセル・ミュールやシーグルト・ラッシャーなどの名手も現れて注目を集め、クラシック音楽の世界でも彼らの依頼でサクソフォーンのための作品が数多く作曲された。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ グラズノフのバイオリン協奏曲 イ短調』 2023/4/6放送
イベール
アルト・サクソフォーンと11の楽器のための室内小協奏曲
この作品ではアルト・サクソフォーンが独奏楽器としての役目を果たしながら、同時に他の楽器と溶け合っていることを感じられるかもしれない。イベールはこの作品で初めてアルト・サクソフォーンを主役に置いた。音楽は個性の異なる3つの楽章で書かれている。初めての楽器に好奇心を刺激されたイベールの興奮と喜びが伝わってくるような作品。
NHK-FM(東京) 『特集「別れと出会い(3)」 - クラシックの庭』 2025/3/26放送
グラズノフ
サクソフォーン四重奏曲 変ロ長調 作品109
ソプラノ、アルト、テナー、バリトン4人のサクソフォーン奏者のための作品。サクソフォーン協奏曲と同じくパリで作曲された。
1932年、優れたサクソフォーン奏者でグラズノフの親しい友人でもあったマルセル・ミュールの依頼で作曲した。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ グラズノフのバイオリン協奏曲 イ短調』 2023/4/6放送
サクソフォーンのために作曲された最も重要な室内楽曲の1つ。変奏曲形式で書かれた第2楽章が単独で取り上げられる機会も多い。
アレクサンドル・グラズノフ - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/アレクサンドル・グラズノフ
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