西欧―ヴュータン

ヴュータン

ヴュータンの生涯・経歴

ヴュータン（1820-1881）は、19世紀半ばフランスで活躍したベルギー人のバイオリニスト・作曲家である。

NHK-FM（東京）『クラシックの庭リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲』 2024/4/15放送

ヴュータンはバイオリニストとして19世紀半ばにフランスを拠点に活躍した。
ヨーロッパだけでなく、アメリカでも演奏活動を繰り広げた。

NHK-FM（東京）『クラシックの庭リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲』 2024/4/15放送

ヴュータンの作品

バイオリンとピアノによる作品

アメリカの思い出「ヤンキードゥードゥル」作品17

アメリカでの演奏活動中にこの作品を作曲した。
作曲のきっかけは、1840年代にヴュータンが初めて行ったアメリカでの演奏旅行であった。その際、ビュータンが耳にしたのが「ヤンキードゥードゥル」という詩である。これはアメリカで古くから歌われてきた民謡の1つで、独立戦争の時に人気を博し、その後も人々の間で歌い継がれてきた。ヴュータンはこの歌に魅了されてその旋律を主題にして変奏曲を作曲し、この作品が誕生した。
なお、主題となった「ヤンキードゥードゥル」は日本でも「アルプス一万尺」の旋律で親しまれている。

NHK-FM（東京）『クラシックの庭リヒャルト・シュトラウスのアルプス交響曲』 2024/4/15放送