イタリア―コレッリ
コレッリ
コレッリの生涯・経歴
コレッリ(1653-1713)は17、18世紀イタリアを代表する作曲家、バイオリン奏者である。
小学館 『日本大百科全書』
1653年、北イタリアのフジニャーノで生まれた。
優れたバイオリニストとしてローマを中心に活躍し、フランスや南ドイツのバイエルン選帝侯国などでも称賛を受けた。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送
コレッリの意義・評価
イタリア・バロックの巨匠
コレッリはヴィヴァルディより25歳年上で、バイオリン音楽の歴史に大きな一歩を刻んだイタリア・バロックの巨匠である。
テオドーロ・バウ/コレッリ: ヴィオラ・ダ・ガンバによるソナタ集 https://tower.jp/item/5494665
合奏協奏曲の確立
コレッリは合奏協奏曲様式を確立した。
小学館 『日本大百科全書』
コレッリの作品
合奏協奏曲
合奏協奏曲 第8番 ト短調 作品6-8「クリスマス協奏曲」
この作品は短い6つの楽章で構成されていて「クリスマス協奏曲」の愛称でも親しまれている。
この愛称は2つの理由から来ている。
1つはコレッリ自ら楽譜に「聖なる降誕の夜のために作曲」と記したこと。
もう1つは協奏曲の最後に見事なパストラーレが置かれていること。パストラーレは羊飼いの音楽に由来する牧歌的な音楽のこと。聖書において、天使たちが最初に羊飼いにキリストの誕生を知らせたというエピソードを思い起こさせる。コレッリのパストラーレは素朴で美しい旋律と響きでキリスト誕生の喜びを伝えている。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ サン・サーンスのクリスマス・オラトリオ』 2023/12/20放送
トリオ・ソナタ
トリオ・ソナタ ヘ長調 作品3
1689年に4楽章からなるトリオ・ソナタ集作品3を出版した。
当時、北イタリアのモデナにいたため、そこを治める公爵フランチェスコ二世に献呈された。
トリオ・ソナタはバロック音楽で流行した室内楽で、2つの独奏楽器と伴奏を担当する通奏低音による音楽である。
この優美なトリオ・ソナタ集はヨーロッパ各地で好まれ、このジャンルの模範となった。
NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ バッハのブランデンブルク協奏曲第4番』 2023/7/26放送
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