[歴史②]世界史

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国際連合―機関―専門機関―国際通貨基金(IMF)


国際通貨基金とは

国際通貨基金の定義・意味など

国際通貨基金(こくさいつうかききん)とは、1944年7月に調印され、翌45年12月に発効したブレトン・ウッズ協定に基づいて設立された国際協力機関をいう。

小学館 『日本大百科全書』

国際通貨基金の別名・別称・通称など

IMF

国際通貨基金の英語表記「International Monetary Fund」の頭文字を取ってIMFと略される。

国際通貨基金の位置づけ・体系(上位概念等)

国際連合の専門機関

国際通貨基金は国際連合の専門機関の1つである。

なお、国際連合の専門機関には次のようなものがある。

  • 国際労働機関(ILO)
  • 国際通貨基金(IMF)
  • 国連教育科学文化機関(UNESCO)
  • 世界保健機関(WHO)
  • 万国郵便連合(UPU)
  • 国際復興開発銀行(IBRD)など

『理解しやすい世界史B』 文英堂、1994年、367頁。

国際通貨基金の目的・役割・意義・機能・作用など

為替の安定化と自由化

国際通貨基金は国連の他の国際協力機関とともに世界経済の拡大均衡、加盟国の所得水準の上昇、雇用の拡大などを一般目的とするが、国際通貨基金固有の目的については国際通貨基金協定第1条で詳しくうたっている。
第1の目的は為替相場の安定、第2の目的は為替制限の撤廃、第3の目的は短期融資である。

小学館 『日本大百科全書』

つまり、国際通貨基金は、為替ダンピングが戦争を招いたとの反省から、為替の安定化と自由化を図り、自由貿易を支払手段の面から支えるという目的を持つ。
そして、為替制限を禁止する代わりに国際収支赤字国に対する短期融資を行う。

『一目でわかる新政経ハンドブック 2010-2012』 東進ブックス、276頁。

国際通貨基金の位置づけ・体系(上位概念等)

国際通貨基金は国際連合の主要6機関のうちの一つである。

なお、国際連合の主要6機関は次の通り。

国際通貨基金の評価・批評

緊縮財政が大好きなことで悪名高い国際機関

中野剛志はその著『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』で、「IMFと言えば、緊縮財政が大好きなことで悪名高い国際機関」であると記述している。

中野 剛志 『目からウロコが落ちる 奇跡の経済教室【基礎知識編】』 ベストセラーズ、2019年、73項。



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