［歴史②］世界史

語族

語族とは

語族の定義・意味など

語族（ごぞく）とは、共通の言語から派生した同系統の言語グループをいう。

『詳説 世界史』 山川出版、2019年、13頁。

語族の別名・別称・通称など

語系

語族は語系（ごけい）ともいう。

語族と関係する概念

類似概念

民族

語族は民族を指すのではなく、言語を系統学的に分類する概念であるが、民族を分類する場合にも言語の分類（語族）が基準にされることが多い。

語族 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/語族

語族の具体例

インド・ヨーロッパ語族

ヨーロッパでは、言語的にはインド・ヨーロッパ語族の西方系言語を話す人々がこの歴史舞台の主な登場人物である。

• 南欧
  • ギリシア人
  • イタリア（ローマ）人
  • スペイン人
• 西欧
  • ケルト人
  • ゲルマン人
• 東欧
  • スラブ人

『詳説 世界史』 山川出版、2019年、121頁。

ウラル語族

• フィン人（フィンランド人）
• マジャール人（ハンガリー人）
• エストニア人

セム語族

• アッカド人
• アムル人
• バビロニア人
• アッシリア人
• アラム人
• フェニキア人
• ヘブライ人（イスラエル人・ユダヤ人）
• アラブ人

アルタイ語族

• トルコ人
  • 突厥
  • ウイグル
  • エフタル
  • セルジューク朝
  • オスマントルコ
• モンゴル人
  • 柔然
  • 契丹
• ツングース人
  • 女真族（満州人）

語族の理論的根拠

言語学

語族は19世紀の言語学による区分である。

『世界史用語集』 山川出版社、2014年、4頁。