歴史の対象―集団―語族
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語族
語族とは、共通の言語から派生した同系統の言語グループをいう。語族―インド・ヨーロッパ語族―イリュア語派
イリュア語派とは、バルカン半島・イタリア東岸・小アジアなどに広く分布していた、インド・ヨーロッパ語族の一語派をいう。ただし、古く死滅し、よくは知られていない。語族―インド・ヨーロッパ語族―イリュア語派―イリュア人
イリュア人とは、インド・ヨーロッパ語族の一語派であるイリュア語派に属するバルカン最古の民族をいう。民族―インド・ヨーロッパ語族―ゲルマン人
(複製)ゲルマン人とは、北ドイツからスカンディナビア半島南部のバルト海沿岸地域を原住地とする西欧のインド・ヨーロッパ語系民族をいう。民族―インド・ヨーロッパ語族―ゲルマン人―ノルマン人
(複製)ノルマン人とは、「北の人」を意味し、スカンジナビア半島やユトランド半島を現住地とするゲルマン人の一派(北ゲルマン)をいう。民族―インド・ヨーロッパ語族―スラブ人
(複製)スラブ人とは、カルパティア山脈北方を原住地とし、スラブ諸語を話す東欧のインド・ヨーロッパ語系民族をいう。民族―インド・ヨーロッパ語族―スラブ人―東スラブ人―ロシア人
(複製)ロシア人とは、広義ではかつてのロシア帝国の住民、あるいは東スラブ人(狭義のロシア人。別名「大ロシア人」)、ウクライナ人(別名「小ロシア人」)、ベラルーシ人(別名「白ロシア人」)の総称をいうが、一般には狭義に解して、ロシア語(インド・ヨーロッパ語族のスラブ語派東スラブ語群に属する言語)を母語とする民族をいう。語族―インド・ヨーロッパ語族―バルト語派
バルト語派とは、インド・ヨーロッパ語族の1語派をいう。語族―インド・ヨーロッパ語族―バルト語派―バルト人
バルト人とは、インド・ヨーロッパ語族の1語派であるバルト語派に属する言語を母語とする民族をいう。語族―インド・ヨーロッパ語族―アーリヤ人―イラン系―イラン人
イラン人とは、イラン、アフガニスタン、中央アジアに分布するイラン系言語を話す民族の総称をいう。なお、今日、イラン人といえば、国民国家イランの国民の意である。語族―インド・ヨーロッパ語族―アーリヤ人―イラン系―イラン人―西イラン人―ペルシア人
ペルシア人とは、イスラーム化する以前のイラン人をいう。語族―インド・ヨーロッパ語族―アーリヤ人―イラン系―イラン人―北イラン人―スキタイ人
スキタイとは、前7~前3世紀に黒海北岸・北コーカサス(カフカス)にいたイラン系騎馬遊牧民をいい、古代ギリシア人による呼称である。語族―セム語族―ヘブライ人(イスラエル人・ユダヤ人)
ヘブライ人とは、旧約聖書で記されている用語で、イスラエル王国時代以前においてはパレスチナ内陸部に分散していたセム語系の遊牧民であった古代イスラエル民族をいう。語族―ウラル語族―フィン人
フィン人とは、フィンランドを中心とした北ヨーロッパ(バルト海の北東)に居住するウラル語系の人々をいう。語族―アルタイ語族―トルコ人
トルコ人とは、トルコ系諸語を母語とする民族(遊牧民)をいう。語族―アルタイ語族―トルコ人―セルジューク人
セルジューク人とは、トルコ系遊牧民オグズの族長セルジュークおよび彼を始祖とするその一族(セルジューク家)に率いられたトルコ系の(トルコ語を話す)イスラム教徒の遊牧民をいう。語族―アルタイ語族―トルコ人―キプチャック人
キプチャック人とは、オビ川上流のアルタイ山脈から出て来て、10~11世紀頃に現在のカザフ草原で民族形成を遂げたトルコ系(トルコ語を話す)遊牧民をいう。
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