[歴史②]世界史

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中央ユーラシア―遊牧民


(" 部族―遊牧民 "から複製)

遊牧民とは

遊牧民の定義・意味など

遊牧民とは、季節ごとに家畜(羊・ヤギ・牛・馬・ラクダの5畜)とともに草や水を追って、定まった地域を移動しながら生活する牧畜民をいう。

『世界史用語集』 山川出版社、2014年、53頁。『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、965頁。

遊牧民の別名・別称・通称など

遊牧民族

遊牧民遊牧民族ともいう。

遊牧民の範囲・具体例

範囲

農耕の営めない中央アジア・イラン・アラビア・アフリカなどの砂漠・草原に分布する。

岩波書店 『広辞苑 第六版』。小学館 『日本国語大辞典』

具体例
  • スキタイ
  • サルマタイ
  • 匈奴(フン)
  • 烏孫
  • 鮮卑
  • トルコ
  • モンゴル

遊牧民の意義・評価・解釈

遊牧国家

遊牧は自然の脅威の前に経済的リスクが大きく、人間集団は拡散しがちであるが、状況に応じて卓越した騎馬軍団(→騎馬遊牧民)を形成し、歴史上多くの遊牧国家を生んだ。

『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、965頁。

とりわけ中央ユーラシア遊牧民は前1000年頃から騎馬軍団として活動しはじめ、南方の定住農耕地帯に脅威を与えるようになった。

中央ユーラシアを知る事典』 平凡社、2005年、516頁。

しかし、移動手段や火器の発達により、歴史上の軍事的な役割は終わり、現在では定着化が進んでいる。

『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、965頁。

遊牧民の文化

遊牧は、森林・草原・砂漠という自然環境に応じた、独特の物質・精神的文化を持つ家畜中心の移動生活としてとらえることもできる。

『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、965頁。



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