[歴史②]世界史

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イスラーム教(イスラム教)


イスラーム教とは

イスラーム教の定義・意味など

イスラーム教とは、国際的な中継貿易を独占して大きな利益をあげていたアラビア半島西部のメッカで生まれたムハンマドが610年頃に唯一神アッラーの言葉を授けられて創始した宗教をいう。

参考:『詳説 世界史』 山川出版、2019年、101頁。

イスラーム教の別名・別称・通称など

イスラム教

かつては「イスラム」教と表記したが、今の学校では「イスラーム」教と表記されることが多い。

NHK教育 『木村多江の、いまさらですが・・・「オトナのための地理・歴史 西アジア」』 2022年03月24日放送

イスラーム教の内容

聖典
コーラン

イスラーム教の聖典「コーラン」は、ムハンマドにくだされた神の言葉の集成であり、アラビア語で記されている。
その教義の中心はアッラーへの絶対的服従(イスラーム)であるが、その掟は信仰生活だけではなく、政治的・社会的・文化的活動のすべてに及んでいる。

『詳説 世界史』 山川出版、2019年、102頁。

イスラーム教の文化

イスラーム教は西アジアを越えて広がり、各地で豊かな文化が花開いた。

建築
  • トルコのイスタンブールのスルタンアフメト・モスク
  • スペインのグラナダのアルハンブラ宮殿
  • インドのタージ・マハル

イスラーム教の意義・評価・解釈

イスラーム世界―ヨーロッパ世界の最大のライバル

砂漠が広がる中東では、点在するオアシスの周辺に多くの部族社会ができた。
そして、点在する部族社会を交易路がつないでいた。
複数の民族が統合されて新しい国家ができては滅ぼされるという歴史を繰り返す中で強大化する国が生まれ、移動路を使って瞬く間に領土を拡大することで、「超」がつくほど広大な国家へと成長する。
イスラム教は、様々な民族を統合する精神的な支柱となることで、影響力を強めていった。
こうして中東で生まれた「超」広域国家はイスラーム世界として、しばしばヨーロッパ世界と衝突し、ヨーロッパ世界の最大のライバルになった。

『一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書』 SBクリエイティブ、2018年、82頁。

イスラーム教の現状

信者は中東西アジア・北アフリカ)・中央アジアの乾燥地域とインドネシア・マレーシア・ブルネイなど東南アジアの住民で、世界で約18億人と言われている。この数は世界の約4人に1人にあたる。

参考:『最新 地理小辞典』 二宮書店、1983年、25頁。NHK教育 『木村多江の、いまさらですが・・・「オトナのための地理・歴史 西アジア」』 2022年03月24日放送

東南アジア、アフリカを中心に急速に広がっていて、将来的には信者数がキリスト教を抜いて世界で最も多くなると言われている。

NHK教育 『木村多江の、いまさらですが・・・「オトナのための地理・歴史 西アジア」』 2022年03月24日放送



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