[歴史②]世界史

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ユーラシア大陸―中央ユーラシア(内陸アジア・広義の中央アジア)―地形―東トルキスタン(タリム盆地)


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タリム盆地

タリム盆地の位置・場所

タリム盆地は、中国西部、新疆ウイグル自治区の南半分を占める楕円形の地溝盆地をいう。

『コンサイス外国地名事典<第3版>』 三省堂、1998年、549頁。『最新 地理小辞典』 二宮書店、1983年、231頁。

タリム盆地の地形

タリム盆地は北を天山山脈(てんざんさんみゃく)、南を崑崙山脈(こんろんさんみゃく。クンルン山脈)に囲まれ、大部分をタクラマカン砂漠が占める。
盆地北側と南側にはオアシス都市が散在する。

『世界史用語集』 山川出版社、2014年、53-54頁。

天山山脈・崑崙山脈・パミール高原

北は天山山脈、南は崑崙山脈、西はパミール高原に囲まれた大盆地である。

参考:『最新 地理小辞典』 二宮書店、1983年、231頁。『コンサイス外国地名事典<第3版>』 三省堂、1998年、549頁。

タクラマカン砂漠・タリム川

盆地床の大部分はタクラマカン砂漠となり、砂漠北縁をタリム川が流れる。

『コンサイス外国地名事典<第3版>』 三省堂、1998年、549頁。

オアシス

周辺の山麓にはオアシスを中心とした都市が発達している。

『最新 地理小辞典』 二宮書店、1983年、231頁。

タリム盆地の経済

周辺の山麓のオアシスでは、綿花・小麦の他、トウモロコシ・果実を栽培し、養蚕も行われる。

『コンサイス外国地名事典<第3版>』 三省堂、1998年、549頁。

タリム盆地の歴史

東トルキスタン

トルコ系遊牧民のウイグルは744年に突厥を滅ぼして建国し、8~9世紀にモンゴル高原を支配した(744~840)。

『世界史用語集』 山川出版社、2014年、54頁。

ウイグル帝国は100年近く繁栄したが、840年、西北から侵入してきたキリギス人に倒され、ウイグル人は四散した。

岡田 英弘 『世界史の誕生』 ちくま文庫、1999年、179項。

四散したウイグル人は、内モンゴル・甘粛・天山山脈に逃げ込んだ。
天山山脈に逃げたウイグル人はその北麓に新しい国を建てて、タリム盆地のオアシス都市を支配した。

岡田 英弘 『世界史の誕生』 ちくま文庫、1999年、179項。

パミール高原の東西に広がるステップ(中央アジア)とオアシス地域(新疆。タリム盆地)はインド・ヨーロッパ語系イラン人が住んでいたが、ウイグル人が持ち込んだトルコ語が話されるようになって、この地域のトルキスタン(トルコ人の土地、国)化が始まった。

『理解しやすい世界史B』 文英堂、1994年、123頁。『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、669頁。岡田 英弘 『世界史の誕生』 ちくま文庫、1999年、179項。

そして、19世紀後半、ロシア帝国がトルキスタンの西部(主にアムダリア川・シルダリア川流域の中央アジア)を征服して、トルキスタンは初めて明確な境界線を持つに至った。
このロシア領=西トルキスタンに対して、パミール高原を境にして東のタリム盆地などの清朝(中国)領内でトルコ人が住む地域=新疆は東トルキスタンと呼ばれるようになった。

『角川世界史辞典』 KADOKAWA、2001年、669頁。『チャート式シリーズ 新世界史』 数研出版、2014年、110頁。『理解しやすい世界史B』 文英堂、1994年、123頁。



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