[歴史②]世界史

世界史のサイトです。


ハイドン


ハイドン

ハイドンの生涯・経歴

ハイドン(1732-1809)はオーストリアの作曲家である。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンの交響曲第94番「驚がく」 他』 2022/08/11放送

1732年に当時はハンガリー領だったオーストリアのローラウという村で生まれた。
幼い頃から音楽の才能を発揮した。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、73項。

ウィーンのシュテファン大聖堂の聖歌隊に所属した後、オペラ作曲家として知られていたポルポラの下で研さんを積んだ。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」』 2023/8/9放送

エステルハージ家の宮廷音楽家

1761年にハンガリーの大貴族であるエステルハージ侯爵家の副学長になれた。
5年後には楽長が亡くなったので、その座に就き、以後約30年の長きにわたりエステルハージ家に宮廷音楽家として仕えた。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、74項。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンの交響曲第94番「驚がく」 他』 2022/08/11放送

エステルハージ家の当主ニコラウスは音楽の愛好家だったため、ハイドンは宮廷で毎週開かれる演奏会とこの侯爵家の宮廷楽団のために交響曲弦楽四重奏曲などを次々と作曲し、演奏していた。
この時代はまだ「名曲」という概念がないので、常に新曲を演奏しなければならなかったのである。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、74項。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」』 2023/8/9放送

エステルハージ家に長く仕える間に作曲家としての名声を確立し、ウィーンはもとよりパリ、ロンドンでも楽譜が出版された。

NHK-FM(東京) 『音楽の泉 ▽ハイドンの交響曲第88番』 2022/9/17放送

フリーの音楽家

ハイドンが58歳のとき、エステルハージ家の当主ニコラウス公爵がなくなると、後を継いだアントン公爵は音楽に関心がなかったため、音楽家たちを次々に解雇した。
ハイドンも解雇を免れたものの年金を支給されるという待遇で事実上解雇されてしまい、さまざまな宮廷の活動から離れることになった。
こうしてハイドンは60歳を目前にしてエステルハージ家を離れることになったが、このおかげで思いがけぬ自由を手にすることになった。宮廷以外の場所で自由に活動できるようになったのである。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」他』 2022/10/17放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ベートーベンピアノ協奏曲第1番』 2023/1/26放送

なお、ハイドンはフリーの音楽家となるわけだが、それを可能にしたのは、市民社会の成熟により、一般市民がお金を払って音楽を聴く公開演奏会(今でいうコンサート)が成立するようになったことと、印刷技術の進化と出版業の発展によって楽譜が売られるようになったことの2つだった。
貴族というスポンサーがいなくても、音楽家がコンサートと楽譜からの収入で生活できる時代がやってきたのだ。
そのコンサートで人気があったのが、交響曲という新ジャンルだった。

中川 右介 『3時間でわかる「クラシック音楽」入門』 青春出版社、2006年、100項。

ロンドン旅行

エステルハージ家を離れたハイドンにすかさず声をかけたのが、ロンドンでさまざまなコンサートを主催していた興行師ザロモンである。
晩年のハインドはザロモンの招きで2回にわたりロンドンを訪れ、滞在した。そして、サロモンのコンサートのために交響曲弦楽四重奏曲を作曲して、ロンドンの大規模なコンサートホールで披露し喝采を博している。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ベートーベンピアノ協奏曲第1番』 2023/1/26放送。NHK-FM(東京) 『音楽の泉 ▽ハイドンの交響曲第88番』 2022/9/17放送

ハイドンは作曲家としてすでに人気を得ていたが、ロンドンでの成功で更なる名声を獲得した。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」他』 2022/10/17放送

第1回ロンドン訪問

まず、1791年、59歳の年にザロモンの強い勧めを受けて初めてロンドンを訪れた。
なお、この最初のロンドン訪問のときはモーツァルトが見送っているが、これが2人の永遠の別れとなった。
第1回目のロンドン訪問では1年あまり滞在したが、ザロモンはハイドンに新しい交響曲の作曲を依頼し、次々に初演したコンサートはロンドンで大成功した。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンの交響曲第94番「驚がく」 他』 2022/08/11放送。中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、75項。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ハイドンの交響曲第102番』 2023/7/20放送

なお、ハイドンがこの1回目のイギリス旅行の際に立ち寄ったボンで、ベートーヴェンはハイドンに作品を見てもらい、弟子になることを許されている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ベートーベンピアノ協奏曲第1番』 2023/1/26放送

第2回ロンドン訪問

ハイドンは1792年に一度帰国し、さらに1794年、62歳の年に2度目のロンドン訪問をし、大評判となった。
この2度目のロンドン訪問の時には「交響曲第100番 ト長調 「軍隊」」などを披露した。当時、ヨーロッパではトルコブームが巻き怒っていて、トルコの音楽が注目されていた。ハイドンもその人気にあやかりトルコの軍楽隊に着目し、大太鼓やシンバル、トライアングルなど打楽器が派手に活躍する軍楽隊の音楽を模してこの曲を作曲した。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」他』 2022/10/17放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ハイドンの交響曲第102番』 2023/7/20放送

なお、ハイドンはこの2度にわたるロンドン滞在でザロモンのコンサートのために12の交響曲(「ロンドン交響曲」と言われる)を作曲している。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンの交響曲第94番「驚がく」 他』 2022/08/11放送。ロンドン交響曲 (ハイドン) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/ロンドン交響曲 (ハイドン)

人物像

性格
明るくおおらか

ハイドンは交響曲にも「驚愕」や「時計」のようなユーモアを込めた作品があるように、明るくおおらかな性格で、楽団員たちからも慕われていたという。
また、ロンドンにはザロモンが主催するコンサートと対立するライバル的なコンサートもあり、ハイドンが初めてザロモンコンサートで訪れた年にはかつてのハイドンの弟子プレイエルがそちらに招かれていた。周囲の人々はハイドンが気を悪くすることを危惧していたが、ハイドンはそんなことには無頓着で、敵対するどころかプレイエルとの再会を大変喜んだという。

NHK-FM(東京) 『クラシックの庭 ハイドンの交響曲第93番』 2024/4/18放送

他の音楽家との関係

モーツァルト

ハイドンはモーツァルトよりも24歳年上の大先輩で親子ほどの年の差があったが、モーツァルトはハイドンの交響曲弦楽四重奏曲に学び、ハイドンを敬愛していた。
ハイドンがもうすぐ50歳になろうという頃、そしてモーツァルトが20代半ばの1781年頃から2人は親しくなり、その後、モーツァルトはハイドンに6つの弦楽四重奏曲(いわゆる「ハイドン・セット(ハイドン四重奏曲)」)を献呈している。
ハイドンはモーツァルトから献呈された弦楽四重奏曲を高く評価して、その才能を絶賛し、2人はお互いの才能を認め合う親しい友人になった。

ハイドンが60歳を目前にして2回目のロンドンを訪問するとき、モーツァルトはこれを大変心配したが、ハイドンがロンドンに滞在していたちょうどその頃、1791年12月に35歳の若さで病に倒れ、世を去った。ハイドンは大変驚き、悲嘆に暮れたという。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 選 ベートーベンピアノ協奏曲第5番「皇帝」』 2023/2/16放送。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ハイドンの交響曲第102番』 2023/7/20放送

ハイドンの音楽史における位置づけ

古典派

ハイドンの意義・評価

交響曲の父

ハイドンは「交響曲の父」と呼ばれる。
ハイドンによって交響曲というジャンルが確立され、それはモーツァルトを経てベートーヴェンによって頂点に達する。
古典派時代とは、交響曲が誕生し頂点に達する時代のことである。

中川 右介 『3時間でわかる「クラシック音楽」入門』 青春出版社、2006年、99項。

弦楽四重奏曲の父

ハイドンは弦楽四重奏曲もたくさん遺し、このジャンルを確立した人である。

中川 右介 『クラシック音楽の歴史』 角川ソフィア文庫、2017年、73項。

弦楽四重奏曲の父」と呼ばれる。

フランツ・ヨーゼフ・ハイドン - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/フランツ・ヨーゼフ・ハイドン

ハイドンの作品

交響曲

ハイドンは100を超える交響曲を遺した。

NHK-FM(東京) 『ベストオブクラシック ▽北欧のコンサート(5)』 2022/07/08放送

その過程で試行錯誤を繰り返して、交響曲という様式を完成させた。

中川 右介 『3時間でわかる「クラシック音楽」入門』 青春出版社、2006年、100項。

交響曲 第6番「朝」、第7番「昼」、第8番「夜」

エステルハージ侯爵に副楽長として仕えることになった1761年に三部作ともされる交響曲第6・7・8番を作曲した。それぞれ朝・昼・夜と言う副題を持っている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ』 2022/04/27放送

交響曲 第44番 ホ短調「悲しみ」

この曲は当時は稀だった短調で書かれ、対位法を取り入れている点に大きな特徴がある。
特に第3楽章は、ハイドンのお気に入りで自身の葬儀で演奏してほしいと語ったとも伝えられている。

NHK-FM(東京) 『ベストオブクラシック ▽北欧のコンサート(5)』 2022/07/08放送

交響曲 第45番 嬰へ短調「告別」

1772年ハイドン40歳の年の作品。
ハイドンが仕えていたエステルハージ侯の一家は毎年夏にアイゼンシュタットの城を離れ、夏の離宮へ避暑に行くのが恒例であった。楽団員も同行するが、楽長と副楽長以外は家族を残しての単身赴任である。しかし、1772年は滞在の予定を2カ月もオーバーした。早く家族の元へ帰りたい楽団員たちは楽長のハイドンに不満を訴えた。そして、楽団員たちの願いを音楽で伝えようと、ハイドンはこの曲を作曲した。
最後の第4楽章で楽団員は自分の演奏を終えるとキャンドルを吹き消し退場する。どんどん暗くなる演奏席に最後に残るのはバイオリンを演奏する2人だけという趣向であった。エステルハージ侯はその様子を察して、翌日、楽団員全員に休暇が言い渡したと伝えられている。
なお、告別というタイトルは、ハイドンが名付けたのではなく、このエピソードにより後世呼ばれるようになったものである。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンのチェロ協奏曲第1番 他』 2022/8/30放送

交響曲 第88番 ト長調

この曲は、エステルハージ宮廷楽団のヴァイオリン奏者だったヨハン・ペーター・トストの依頼で書かれ、1787年ハイドンが55歳の年に次の交響曲第89番ヘ長調と共に完成したようである。
全4楽章。オーケストラの編成はフルート1本、オーボエ、ファゴット、ホルン、トランペット各2本、そしてティンパニ(弦楽5部)と1780年代の古典派交響曲協奏曲ではお馴染みの編成で、モーツァルトの「交響曲第41番ハ長調ジュピター」と同じである。
オーボエとチェロも見せ場を作る第2楽章は、シューマン交響曲第4番に影響を与えた可能性があり、ブラームスもこの楽章を愛した。
なお、「交響曲第88番」は「V字」(Letter V)の愛称で知られるが、これは音楽には何の関係もない。ロンドンの楽譜出版社がハイドンの交響曲を選んで出版した際、曲にアルファベットによる整理番号をつけたが、第88番に「V」の字があてがわれただけのことである。

NHK-FM(東京) 『音楽の泉 ▽ハイドンの交響曲第88番』 2022/9/17放送

ロンドン交響曲(第93-104番)

ハイドンは2度にわたるロンドン旅行で12曲の交響曲を新たに作曲した。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」』 2023/8/9放送

交響曲 第93番 ニ長調

ロンドンでのザロモンコンサートのために作曲し、1792年ロンドンで初演された。

NHK-FM(東京) 『クラシックの庭 ハイドンの交響曲第93番』 2024/4/18放送

交響曲 第94番 ト長調「驚がく」

ロンドン滞在中に作曲した12の交響曲(「ロンドン交響曲」)のうちの1つ。

ロンドンの聴衆が演奏中、居眠りしていることに気が付いたハイドンは静かに始まる第2楽章で大音響を響かせて聴衆を驚かせようとした。実際に聴衆はびっくりして椅子から飛び上がったと言う。
そんなエピソードもあり、この交響曲は「驚愕」という愛称で呼ばれるようになった。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンの交響曲第94番「驚がく」 他』 2022/08/11放送

交響曲 第96番 ニ長調「奇跡」

この作品は「奇跡」というタイトルで呼ばれることもあるが、後述するように近年の研究ではその愛称の由来となったエピソードは本作品ではなく交響曲第102番の初演の時だったということがわかっている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ハイドンの交響曲第102番』 2023/7/20放送

交響曲 第100番 ト長調「軍隊」

全4楽章。先述したように2度目のロンドン訪問時に披露した作品。
大太鼓やシンバル、トライアングルなど打楽器が派手に活躍する軍楽隊の音楽を模して作曲している。特に第2楽章と第4楽章で打楽器が大いに活躍する。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」他』 2022/10/17放送

交響曲 第101番 ニ長調「時計」

この作品は1794年にロンドンで初演された。第2楽章に時計がチクタクと時を刻むようなリズムが用いられていることから「時計」という愛称で呼ばれている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ベートーベンピアノ協奏曲第1番』 2023/1/26放送

交響曲 第102番 変ロ長調

この作品は1795年、ハイドンの2回目のロンドン滞在の時に初演された。

なお、ハイドンの交響曲には「奇跡」という愛称が付けられている交響曲第96番があり、この曲にはハイドンの人気ぶりが垣間見られるエピソードが残されている。それはロンドンでの初演の際、聴衆がハイドンを間近に見ようと舞台に押しかけたちょうどその時、ぽっかりあいた中央の座席の上に天井からシャンデリアが落ちるという大事故が起こった。しかし、ハイドンのそばに人々が押し寄せていたので、そこには誰もおらず、けが人は1人も出なかったという奇跡のエピソードである。この事件から交響曲第96番は「奇跡」と呼ばれるようになったと伝えられていた。しかし、近年の研究では、実はそれは96番ではなく、交響曲第102番の初演の時だったということがわかっている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ハイドンの交響曲第102番』 2023/7/20放送

交響曲 第103番 変ホ長調「太鼓連打」

この作品もハイドンがサロモンの演奏会のために作曲し、ロンドンで初演した作品の1つ。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ 選 ベートーベンピアノ協奏曲第5番「皇帝」』 2023/2/16放送

協奏曲
チェロ協奏曲

ハイドンの真作とされているチェロ協奏曲は第1番と第2番のみであり、一般にハイドンのチェロ協奏曲といえば、この2曲を指すのが普通である。

チェロ協奏曲第2番 (ハイドン) - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/チェロ協奏曲第2番 (ハイドン)

チェロ協奏曲第1番 ハ長調

この曲の楽譜は長らく行方不明になっていて、ハイドンが残した作品の目録によりその存在が伝えられるだけであったが、1961年プラハの国立博物館で発見された。
作曲した正確な年はわかっていないが、ハイドンがエステルハージ家の宮廷楽団の副学長を務めていた1760年代、29歳から30代半ば頃に書かれたと考えられている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ▽ハイドンのチェロ協奏曲第1番 他』 2022/8/30放送

チェロ協奏曲第2番 ニ長調 作品101

この作品はハイドンが仕えていたエステルハージ家の楽団のチェロ奏者アントン・クラフトのために書かれたと考えられていたが、アントンの息子ニコラウスがこれは父アントンの作曲であると主張したため、一時は偽作説も有力となった。しかし、20世紀の半ばにハイドンの自筆譜が発見されたことから、今ではハイドンが作曲した真作と考えられている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのフルートとハープのための協奏曲』 2023/1/5放送

室内楽曲
ピアノ・ソナタ

ピアノ・ソナタ 第50番 ニ長調 作品30-3 Hob. XVI:37

潑剌とした主題による長調の第1楽章、深い憂愁をたたえた短調の第2楽章、そしてロンド形式の軽やかな第3楽章からなる。

NHK-FM(東京) 『ベストオブクラシック ピアニスト 三浦謙司 音楽は心の中に』 2022/11/22放送

弦楽四重奏曲

弦楽四重奏曲 作品20「太陽四重奏曲

「太陽四重奏曲」のニックネームで知られるこの作品は、ハイドンが1772年40歳の時に作曲した全6曲からなる弦楽四重奏曲集。
作品9、作品17と並び、ハイドンのシュトルム・ウント・ドラングと呼ばれる時代に書かれた3つの弦楽四重奏曲集の1つである。

太陽四重奏曲 - Wikipedia https://ja.wikipedia.org/wiki/太陽四重奏曲。NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」』 2023/8/9放送

・第4 ニ長調

第4番はニ長調の作品で4楽章からなる。その第3楽章はハンガリー風メヌエットと書かれており、また第4楽章にもハンガリーの民族音楽を思わせる軽快な旋律が聞こえてくる。ハンガリーの宮廷に仕えたからこそ生まれた親しみやすい作品である。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ モーツァルトのピアノ・ソナタ「トルコ行進曲付き」』 2023/8/9放送

弦楽四重奏曲 作品76(エルデーティ四重奏曲

ハイドンが60代の半ばにエルデーティ伯爵のために作曲し、献呈した6つの弦楽四重奏曲

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ベートーベンピアノ協奏曲第1番』 2023/1/26放送

1797年、65歳になるハイドンは作曲家として既に揺るぎない評価を得ていた。この年、エルデーディ伯爵の依頼を受けて6曲の弦楽四重奏曲を作曲した。作品番号76が付けられたこの6曲は依頼者の名にちなんで「エルデーディ四重奏曲」と呼ばれている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはこう語った」』 2023/1/2放送

弦楽四重奏曲 ハ長調 作品76 第3「皇帝」

この曲は第2楽章がハイドンが作曲した「皇帝賛歌(現在はドイツ国歌)」の旋律を主題にした変奏曲になっていることから、「皇帝」の愛称で親しまれている。
しかし、この楽章は意外に変奏曲としては凡庸で盛り上がりを欠き、むしろ他の楽章がすばらしく、全体としてバランスのとれた名曲。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ ベートーベンピアノ協奏曲第1番』 2023/1/26放送

弦楽四重奏曲 変ロ長調 作品76 第4「日の出」

第楽章の冒頭が地平線から日が昇る様子を思い起こさせることから「日の出」という愛称で親しまれている。

NHK-FM(東京) 『クラシックカフェ リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはこう語った」』 2023/1/2放送



現在のページのサイトにおける位置づけ

 現在のページが属するカテゴリ内のページ一覧[全 11 ページ]

  1. ハイドン
  2. ミヒャエル・ハイドン
  3. ボッケリーニ
  4. サリエリ
  5. ヴィオッティ
  6. モーツァルト
  7. モーツァルト―作品
  8. ドヴィエンヌ
  9. ダンツィ
  10. ベートーヴェン
  11. ベートーヴェン―作品

 現在のページが属するカテゴリのサイトにおける位置づけ



プライバシーポリシー