[歴史②]世界史

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北大西洋条約機構(NATO)


北大西洋条約機構とは

北大西洋条約機構の定義・意味など

北大西洋条約機構(きたたいせいようじょうやくきこう)とは、1949年に北大西洋条約に基づいてアメリカ・カナダと西ヨーロッパ連合条約(ブリュッセル条約)を結んだ西欧5カ国など西側12カ国が結成した集団安全機構(軍事同盟)をいう。

北大西洋条約機構の別名・別称・通称など

NATO

北大西洋条約機構はNATO(ナトー)と呼ばれる。

北大西洋条約機構の目的・役割・意義・機能・作用など

対ソビエト

第二次世界大戦後、東欧諸国へのソ連の影響が強化されていったのに対抗して結成された。

『詳説 世界史』 山川出版、2019年、375頁。

NATOの東方拡大(民主主義陣営への入り口)

冷戦が終結して(1989年)ソ連邦が解体する(1991年)と、北大西洋条約機構はもともと共産主義圏だった国々に民主主義を拡大する、いわば政治的な役割も担うようになった。当時、東欧諸国などの多くが、経済的に豊かだった民主主義陣営に入ることを望んでいて、その入り口となったNATOへの加盟を望む国が相次いだという。

参考:【詳しく】ロシアはなぜウクライナに侵攻したのか?背景は? | ウクライナ情勢 | NHKニュース https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220228/k10013504991000.html

実際、東欧7カ国(2004年)や旧ソ連構成諸国の加盟でNATOの東方拡大が実現した。

参考:『世界史用語集』 山川出版社、2014年、321頁。



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